脱マニュアル人間!自ら動ける部下に育成する方法

2017年1月10日

ことあるごとに確認を求めてくる部下は困りものです。かといって、「自分で考えろ」と突き放すだけでは自走できる部下の育成はできません。やることをすべて指示してしまってはいつまでたっても指示が無ければ動けないままになってしまいます。

自ら考え、仕事をすることができる部下に育成するためには、どのようにすればよいのでしょうか。そのヒントは子育てや教育の中に隠されています。ポイントごとに具体例を上げながらご紹介していきましょう。

部下育成の画像

自ら動ける部下に育成する方法① 仕事のやり方には選択肢があることを理解させる

部下がなかなか独り立ちできない理由の一つは、「そもそも仕事のやり方がまだつかめていない」。経験の浅い部下なら当然のこと。経験が浅いがゆえにどのような選択肢があるのかわからず、結果いちいち上司におうかがいを立てることになってしまうのです。

カギは上司の受け答え方にあります。聞きに来てくれた部下に対し、突き放したり一方的に指示をしたりするのではなく、選択肢を伝えることが大切。例えば子どもが、「この言葉の意味がわからない」と言ったとします。このとき正解を伝えるのは簡単。しかし正解は伝えずに、調べ方をいくつか提示し自分で調べさせることで、子どもは言葉の意味だけではなく、言葉の意味の調べ方も知ることができます。

これはビジネスでも同じこと。いくつかの選択肢を与えその中から選択させることで、部下は仕事のやり方のさまざまな選択肢を知ることができ、自分で選択しやり遂げることで、仕事に対する自信ややりがいも生まれます。

 仕事のやり方には選択肢があることを理解させる画像

自ら動ける部下に育成する方法② 最適な行動を選択する能力を育てる

自分でやり方の選択をする中で、時には選択すべき事柄を間違えることも。しかし、最適な行動を選択する能力を育てるためには、必要なプロセスです。例えば子どもの忘れ物を学校に届けてしまう母親がいますが、これでは子どもの最適な選択をする能力は育ちません。

子どもは忘れ物をして「困った」という経験をすることで、「次は忘れないようにしよう」と心に刻むことができ、「忘れ物はしない」という正しい 選択ができるようになります。母親が毎回忘れ物を届けに来てしまっては、「忘れても困らないし、別にいいや」となってしまいます。

これはビジネスでも同じことがいえます。自分でやり方で行動して失敗するかもしれませんが、「次は同じ失敗はしないようにしよう」と気を付けて行動するようになります。この経験を積み重ねることで、徐々に最適な行動を選択できるようになります。

はつい失敗をしないようにと「こっちのほうがいいんじゃない?」と口を出したくなることもあるでしょう。しかし、部下が自分で最適な行動を選択できるようになるためには、よほどのことがない限り、上司は見守ることが大切です。

最適な行動を選択する能力を育てる画像

自ら動ける部下に育成する方法③ 部下の選択を振り返り、次の行動につなげる

最適な選択ができるようになるためには、都度選択を振り返り、その反省を次の行動に生かすことが重要。例えば子どものテストの点数を上げたいとき、まずはテスト前に目標を立てさせ、その目標をクリアするための勉強方法を記載させます。

そしてテスト後の結果を受け、勉強方法が適切であったかの振り返りをさせます。次にやらなければならないことを明確にできるためです。ビジネスでも同じことがいえます。おこなった選択を振り返り反省することで、次の行動につなげることができるのです。

たとえ結果が出なくても、上司が一方的に、「ダメじゃないか」などと𠮟責してはなりません。失敗を責めてしまっては、自分の選択に自信が持てなくなってしまい、ますます自立からは遠ざかってしまいます。失敗を次に生かすことができるよう上手くうながすことが、上司の大切な役割です。

部下の選択を振り返り、次の行動につなげる画像

脱マニュアル人間!自ら動ける部下に育成する方法 まとめ

「自立させること」は重要なこと。そのためには、放任しすぎても干渉しすぎてもよくありません。適度にヒントを与え、自分で考えさせましょう。たとえうまくいかなかったとしても、叱責するのではなく失敗を次への糧にできるようにうながしていくことが、自ら動ける部下の育成につながります。

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