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コミュニケーションこそ新入社員の力を引き出すカギ

2016年8月27日

新入社員の能力をいかに発揮させられるか、高いモチベーションを維持させることができるか、さらには離職する新入社員をいかに減らすことができるか、これらを大きく左右するのが配属先での新入社員とのコミュニケーションです。新入社員の希望を聞く企業は多いものの、希望通りに配属できるとはかぎりません。そんな新入社員の配属にまつわる現状を検証します。

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配属後の新入社員のうち30%以上が離職していく現実

せっかく採用した新入社員の30%以上が3年以内に離職してしまう現実があります。

「3年で3割辞める」。早期離職を問題視している企業は多い。厚生労働省の調査によると、平成22年入社の新入社員(大学卒)のうち31%が入社後3年間で辞めているという。入社してわずか1年で会社を辞めていく人も13%いる。

出典:新人の悩みを見過ごしていませんか? ――配属後ギャップを乗り越えるための“四つの準備”

さらに、実際に退職するまでにはいかなくても、心の中では辞めている「潜在離職者」というメンバーが存在すると言います。潜在離職者になると、会社に距離を置いて働く、つまり「働かない働き方(=仕事をしない)」をするようになります。こういった潜在離職者はいますぐに退職しなくても、いずれは辞めてしまうものです。

「厳しい就職戦線を戦い抜いて採用に至った、優秀な(と思われていた)人材ほど、育たない、モチベーションが低い、会社に来なくなる」とぼやく人事担当者も少なくない。

出典:“優秀”な新人ほど使えない! 「就活」祭りの後の現実

新入社員の配属はどのように決めるか

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新入社員の配属に関する企業側の態度として、募集当初から配属部署を想定して採用している企業と、研修期間を設けてあらためて配属部署を振り分ける企業とがあります。
新入社員の配属決定の際、希望を聞いている企業は多くあります。しかし本人の希望通りに配属させられるとは限りません。

「当社では基本的にまず店舗配属と決まっています。しかも遠方になるパターンが多く、毎年苦労しています。勤務地は配属部署が決めるのですが、今年から一人ひとりに希望勤務地を事前調査することに。結局本人の希望とは全く違う勤務地になってしまいました。結果として意味もなく希望を聞いたことになった上に、勤務地を連絡するのはつらいです」

出典:人事部にアンケート!配属先の決まり方

8割の企業はほぼ本人の希望に合うように配属、という結果が出ました。入社前の面接時に両者で確認を取り合って採用している企業が増えてきている結果でしょう。

出典:人事部にアンケート!配属先の決まり方

つまり、新入社員の10人に2人は希望通り配属されないという現実です。

次のように、意図して希望の配属にしない場合もあるようです。

人材配置には順張りと逆張りがあることを知りましょう。
<順張り>営業向きの人は営業にする、事務向きの人は事務をする
<逆張り>営業向きの即戦力なので、はじめは営業以外の素養を身につけさせようと本社勤務にする場合

出典:新卒の新入社員で本社勤務ってどうなんですか…

配属後の新入社員をどうフォローしていくか

すべての新入社員の希望通りに配属できない現実の中で、人事側や受け入れ側にとっては少しでも離職を防ぎたいし、できることなら決まってしまった配属部署で新入社員のモチベーションを引き出したいというのが切実なところです。そのためには、リーダーと新入社員との間でどのようなコミュニケーションを図ることが重要なのでしょうか。

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「リアリティショックを感じさせないように何をするか」と多くの企業は考えがちだが、そもそもの考え方の前提を変えることが必要だ。「どんな新人も(現場配属後の)ギャップを抱く」という前提で考えるのだ。

出典:新人の悩みを見過ごしていませんか? ――配属後ギャップを乗り越えるための“四つの準備”

新人にとって、こういったギャップは予期せぬ形で突然やってくる。さらに配属直後の新人にとって職場は、知らない年上の人ばかりで「気軽に相談して」といわれても簡単にはできない。そういったサイクルに入ると「うまくできない自分が悪い…」と悩み出す人も出てくる。

出典:新人の悩みを見過ごしていませんか? ――配属後ギャップを乗り越えるための“四つの準備”

「新入社員の定着をはかり、職場の一員としての自覚と責任感をもって仕事に取り組む姿勢を育てるために、周囲はどのようにサポートしていくべきか」ということが課題となっています。

出典:新入社員に業務日報を書かせる目的とは?

そんな新入社員とのコミュニケーションに日報という方法を取り入れている企業はたくさんあります。

“` 新人研修の感想を毎日、配属先の部課長に伝えることでコミュニケーションを深める企業もある。 入社後、2カ月間の研修を受ける新入社員は、配属先の仕事や上司の顔も知らない。そうした不安を少しでも和らげようと、研修の感想を記した日報を、社内ネットワークを通じて配属先の部課長に送信。研修後の配属先の部課長が日報へのアドバイスや配属先の仕事内容を記して返信する仕組みだ。  新入社員は配属先の上司や仕事内容をイメージできるようになるほか、部課長にとっても新人研修の内容を理解し、新入社員の能力や特徴を把握できる。配属前の新入社員と上司の間に専用のコミュニケーション手段を設けることで、現場の新人受け入れ態勢をより円滑にする効果が期待されている。

出典:ICT企業“人財”育成術・第1部「磨き 鍛える」(6)日立、富士ソフト-“距離”を近づける

新入社員に日報を書かせることで、チーム内のコミュニケーションを円滑にし、新しいメンバーの業務の進み具合を確認するとともに、抱えている悩みなどの内面的なケアーも可能になるのです。

新入社員に業務日報(日誌)を書かせる目的
  • 新入社員の仕事ぶりを管理する
  • いま、抱えている不安や悩みを把握する
  • 仕事の正しい進め方を学ばせる
  • ビジネス文書・報告書の書き方を習得させる など

出典:新入社員に業務日報を書かせる目的とは?

新入社員の力を引き出すカギはコミュニケーションのまとめ

新入社員の配属は、悩みの多い問題です。希望通りにしてあげればよいですが、少数精鋭で運営している企業にとって、必ずしも全員の希望をかなえてあげられるわけではありません。そのような状況の中、配属された新しいメンバーとリーダーとのコミュニケーションが最も重要となるのです。

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