部下が自分の指示に従わない!と悩んだ時に振り返ってほしい3つのポイント

最終更新日:2022年7月15日

「今どきの若い人は・・・」「ゆとり世代との接し方がわからない」とはよく聞かれる言葉です。「使えない」と切り捨てるのは簡単ですが、それでは上司あるいは経営者として大きな成果を出すことはできません。自分の指示が部下に伝わっていない、思った通りに動いてくれない、と思った時に振り返ってほしい3つのポイントを紹介します。

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部下が指示に従わない時に振り返るポイント① 自分の成功体験にとらわれ過ぎていませんか?

自分の成功体験を部下に一例として教えてあげることはいいことです。ですが、それが必ずしもすべての人やすべての状況に当てはまるか、と言ったら別の話です。過去に自分が成功したやり方を部下に押し付けてしまってはいませんか?

「自分は入社してすぐ、厳しい上司のもと働きながら、こうやってやり遂げてきた」という武勇伝を振りかざし、それを部下に強要しても部下にとって良いアドバイスとは言えません。部下が「打たれ弱いからすぐ諦める」のを、厳しい環境で打ち付けたら強くなると思ったら大間違いなのです。ライオンのように崖から突き落として這い上がらせる、という育て方はいいやり方ではありません。

大切なのは、過去の自分と部下を比較するのではなく、部下自身をしっかり見つめることです。何に躓いているのか、どうしたら部下にとって働きやすい環境になるのかをしっかり見極めるように関係を築いていきましょう。

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部下が指示に従わない時に振り返るポイント② あいまいな指示を繰り返していませんか?

中には、指示があいまいで分かりにくい上司もいます。上司の指示があいまいであるがゆえに、部下は上司の指示に従いたいのに、結果、従えないという状況も決して少なくありません。

きっちりと言語化して伝えるのは確かに面倒なことではありますが、仕事を指示する立場として、明確な指示を出すことはとても重要なことです。若手に限らず、パートタイム・リモートワークなど価値観や雇用形態の多様化が進む中で、あいまいな指示をすることが日ごろから癖づいてしまっていては、今後も大きな支障が出てくるようになります。

特に、リモート・ワークなどでは、相手が目の前にいない状況でうまく指示をする必要がありますので、その時にあいまいな指示をしてしまっては物事が進みません。明確に指示を伝えるということは、少なからず時間もとられてしまうことではありますが、「自分の仕事やスキルを棚卸しする」という意味でも、具体的な行動にして伝えるように意識しましょう。

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部下が指示に従わない時に振り返るポイント③ 気合いと根性で乗り越えさせようとしていませんか?

気合と根性があれば何でも乗り切れると思っていませんか?さらにそれを、部下にまで強要してしまってはいませんか?効率よく仕事をして、生産性の向上と、業務時間の縮小をうたわれている中では、しっかりと工夫をしながら効率よく仕事をしていく必要があります。

そんな時代の変化に取り残され、「気合と根性で乗り切ろう」なんて指示をしてしまっては、上司として失格です。まずは上司が率先してワークライフバランスがとれた働き方をすること、そして部下もワークライフバランスが取れた働き方ができるような環境づくりが大切です。

さらに、上司と部下のワークとライフのバランスは、個々それぞれ違って当たり前です。部下は部下自身のワークライフバランスのとり方があるということをしっかり認め、残業の強制などをはじめとした、「根性論」をいったん捨て、部下を応援するというスタンスを持ちましょう。

お互いに仕事以外のことの大切さを認め合うことで、信頼され、やる気を引き出すことを目指しましょう。それが結果的に、ワークライフバランスをとるために、上司は部下にどのような指示をすれば効率的なのか、指示を受けた部下はどのようにこなしていけば自分の目標に近づけるのかを考えられるという相乗関係を生み出すことになるのです。

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部下はあなたのコピーではありません

上司という立場になると、つい、自分が若手のころやってきたようなやり方をするように指示してしまいがちです。でも、部下はあなたのコピーロボットではありません。得意不得意もありますし、ワークライフバランスの比重もあなたとは違うのです。

個性を認め、それにあった指示を出してあげること、その指示を遂行しやすい環境を作ってあげることが上司として大切な使命です。部下の信頼を得続け、リーダーシップを発揮し続けるためには、部下の日報を日々よく読み、業務の中でPDCAサイクルを回す支援をし続けることが大切です。

日報共有アプリ「gamba!(ガンバ)」には、PDCAが回しやすいテンプレートが標準設定されているだけでなく、部門や、役職に応じた複数のテンプレート設定がカンタンにできるなど、日報でPDCAを習慣化させる機能や上司のための支援機能が満載です。

部下はあなたのコピーではない画像

  • 日報フォーマットをあらかじめ登録できるテンプレート機能

  • Googleカレンダーから簡単にその日の予定を日報にコピーできるカレンダー機能

  • 売上などの目標達成率を簡単に報告できるKPI管理機能

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