部下のやる気が出る「褒め方」3つのポイント

最終更新日:2022年7月15日

部下を褒めるのは得意ですか?部下を叱咤するのは得意でも、褒めて激励するのが苦手という上司は多いもの。褒めることはちょっと気恥ずかしいところもあり、言葉がうまく出てこなかったりと難しいこともあります。

でも、部下が成長するのは、「褒め」という形で期待を表明されたときです。今回は、褒めるのが苦手な上司にぜひ実践して欲しい、効果的な褒め方について紹介します。

部下のやる気を出させる画像

部下のやる気が出る褒め方① 過去と比較し「数字」で褒める

効果的な褒め方として、その部下の過去の実績や前回の実績と比較して褒めるという方法があります。例えば部下が商品を5個売ってきたとし、前回が3個なら「すごい、2個も増えたな。次は8個だね」といった風に、たとえそれが平均以下の売上個数でも、当人にとっては新記録ですから、その点はしっかりと褒めるようにしましょう。

大切なことは、部下自身に「もっとがんばろう!」という気持ちを起こさせることです。そしてこの言葉の裏には、「上司が部下に期待している」という意味合いも含まれています。

「やっと5個売れたな、前回は3個だったから、2個増えただけでもすごいじゃないか」という言い方も同じように聞こえますが、不十分なところがあります。最初に紹介した例の「次は12個だね」という部分です。

「もっと上を目指そう」という意味の言葉をつけ足すことによって、上司が「君はもっとできると思っている」という気持ちを伝えることが可能です。部下のやる気を引き出すことも、上司の役目です。逆に言えば、上司のかかわり方次第で、部下のやる気も成績も変わってくるということなのです。

「数字」で褒める画像

部下のやる気が出る褒め方② 公平に褒める

複数の部下を持っている人は特に、公平に褒めることを意識するようにしましょう。いつ、だれに、どのような内容で褒めたのかをメモしておき「ほめ」の偏りが出ないようにすることが大切です。

あなたにとっては、複数いる部下かもしれませんが、部下にとって直属の上司はあなた一人です。あなたからしたら、「毎日部下を褒めている」かもしれませんが、それが同じ人ばかりだったとしたらどうでしょう。

特定の部下は「毎日上司から褒められている」かもしれませんが、一方でほかの部下は「褒められたことがない」と感じる可能性や、「同じことをしているのに、あの人ばかり褒められているな」と感じ、信頼関係を損ねてしまう恐れも。管理職は、部下全員の能力をまんべんなく底上げする使命を帯びていることを忘れずに、公平に褒めるということを忘れないようにしましょう。

公平に褒める画像

部下のやる気が出る褒め方③ 1対1で「特別扱い」した褒め言葉をかける

部下のやる気を引き出す方法として、1対1で相手を「特別扱いした褒め方」というのも大変効果のある褒め方です。上司から、「君じゃなかったらうまくいかなかったと思う」という風な褒め方をされたら、部下自身も「自分は、こういったところを人一倍努力してきた、だからできたんだ」と自信に繋がるようになります。

同様に、叱る場面にしても「他の人間にはこんなことで叱らないが、君だから叱ったんだ」と言われたら、叱られた部下は単に落ち込むのでなく、「自分は期待されている」と感じるようになり、厳しい言葉の裏側に愛情を感じるようになります。このように、1対1の場面であれば、特別扱いしているという意味を含めた言葉を選ぶという方法が大変効果的です。

褒め言葉をかける画像

部下のやる気が出る「褒め方」3つのポイント まとめ

部下と上司としての信頼関係を築いていくには、上司がいかに部下のそれぞれの成果や頑張りを認め、言葉にして褒めてあげるかということが大変重要となります。部下は上司に言われたことをこなそうと必死に働いている反面、うまくいかずにもどかしい思いをしていることもあるかもしれません。

そんな時に、成果だけにこだわらず、部下自身の頑張りを褒めることで、部下のやる気にもつながり、信頼関係が築けていくものなのです。ぜひ、実践してみてください。部下の信頼を得続け、リーダーシップを発揮し続けるためには、部下の日報を日々よく読み、業務の中でPDCAサイクルを回す支援をし続けることが大切です。

日報共有アプリ「gamba!(ガンバ)」には、PDCAが回しやすいテンプレートが標準で設定されているだけではなく、部門や、役職に応じた複数のテンプレート設定がカンタンにできるなど、日報でPDCAを習慣化させる機能や上司のための支援機能が満載です。

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