【社員の意欲を刺激する】組織目標の立て方と大事な3つのポイント
組織の目標達成は、「自分ひとりくらいいなくても大丈夫」という意識をなくしましょう。そして、「自分がやらなければダメだ」という考え方に変えることが不可欠です。
成果に責任を持ち、個人が本来持っている力を発揮するために、組織がどのように目標を設定すればいいのでしょうか。3つのポイントを紹介します。
組織目標ってなに?
共通の目標はメンバーの結束を強める
共通の大きな目標を持つことで、困難な課題に社員全員で立ち向かう状況を作ることができます。力を合わせて困難に立ち向かうとき、人はそれぞれの性格や価値観の違いを乗り越えて、距離を縮めるチャンス。
いじめやパワハラで社内の空気が悪いというのは、共通の目標を見失っている状況に発生します。共通の困難に対して結束して立ち向かっている組織は退職者が減り、風通しのいい組織になります。
共通の課題に立ち向かう状況をつくることでメンバーの結束を高めるという側面を理解しましょう。
組織目標の目的とは
全員にミッションを与え、モチベーションを引き出す
たくさんの人と同じ仕事をしていると無意識に「誰かがやってくれるだろう」という依存心が生まれます。しかし、一人ひとりに明確な目標を割り当てることで、その達成に責任を持たせることができます。
ちょっと頑張れば手が届きそうな目標を設定することが、モチベーションをもっとも高めるカギ。目標は「「現在の気分を高め、行動への動機付けを引き出す」ためにあります。
また、仕事をサボっている同僚がいるという不公平な状況は、仕事へのやる気を大きく削ぐことになります。同じチームで働く以上、すべてのメンバーが公平に努力することが必要です。
組織が目標を設定するというのは、メンバー全員に対して行動への動機付けを適切に与えるためにあります。
目標を必ず達成させる3つのコツ
モチベーションを上げる目標は「難しいけど可能」なもの
- 難しそうだけど、その「数量」なら実現できるかもしれない、と思えること
- 難しそうだけど、この「方法」「手順」でやったらできるかもしれない、と思えること
「売上は前年比で+10%増やす」だったら、「できそうだ」と思うことができます。
さらに「訪問件数をひと月に10件増やせばできそうだ」というところまで落とし込むことができれば、確実にモチベーションが上がります。以下のように、具体的に考えてみましょう。
- 時間をもう少し効率的に使うことができたなら、訪問件数をどれだけ増やせるか?
- 1件あたりの受注金額を10%増やすためには、どんな提案ができるか?
- もしこれらがすべてうまくいったら、いくら達成できるか?
手を伸ばせばなんとか届きそうな目標で、そのための工夫の余地があるとわかれば、人は主体的に取り組むことができます。
自分自身と競争させる
適度な競争はモチベーションを高める効果があります。しかし、競争に勝った人は「自分はできる人間だ」と考え、負けた人は「自分はできない人間だ」と思い込みます。
このような競争を繰り返すうちに、後者は競争を避け、努力も工夫もしなくなります。つまり、活躍する人と活躍しない人が固定化します。したがって、競争相手は「自分自身」と考えましょう。
- 「自分が決めた目標をクリアできたら勝ち」
- 「途中で挫折したら負け」
上司のみなさんはぜひ、部下に対して「あいつに負けてるぞ」ではなく、「君が決めたことに負けているぞ」という指導をしてください。
他人への影響を伝える
部下に目標達成を促すには、どちらが効果あるでしょうか。
- 「君がこの目標を達成しないと、君はこのような不利益がある」
- 「君がこの目標を達成しないと、他のメンバーがこのような不利益を被る」
前者の「因果応報」的なやり方は「会社を辞めてやる」だったり、同僚も不利益を受けるように足を引っ張りあう、というようなネガティブな行動につながりやすくなります。
これでは、本来の目標達成は望めません。目標設定の目的は、メンバーの結束を強め、モチベーションを高めるためにあるということを忘れてはいけません。
まとめ
目標達成に向けてチームが動くのに有効なのが日報です。日報なら自然なノウハウの共有が進み、コミュニケーションが活発になります。各事業部が今どんな取り組みをしているかはもちろん、誰がどんな事を考えていて、今どんな進捗状況なのかわかります。そうすると、周囲も積極的にフォローができ、連携がよくなります。
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