褒めるだけじゃない!アドラー心理学流「部下のモチベーションを上げる声掛け」
みなさんはアドラー心理学をご存知ですか?アドラー心理学を効果的に利用し、部下への声掛けを工夫すると、部下のやる気をアップすることができます。部下をやる気にさせるためには、どのような声掛けが効果的なのでしょうか。3つのポイントに絞りご紹介します。
目次
部下のモチベーションを上げる声掛け①勇気づけが劣等感を克服する
難しいことから逃げたり、できない言い訳をしたりする部下にお困りではありませんか?これは、自分への自信のなさから困難を克服する勇気がわいてこないことが原因です。このような部下には、「勇気づけ」が効果的です。勇気づけとは、アドラー心理学によると「困難を克服する力を与えること」とされています。
勇気づけのためには、部下との信頼関係を築くことが大切です。上司と部下は、立場上上下の関係になりやすいものです。しかし上下の関係だけでは、部下に困難を克服する勇気を与えることはできません。
部下が上司を心から信頼することで、部下は会社の中で安心して過ごすことができ、「信頼する上司のために頑張ろう」という気持ちになります。この気持ちが困難に立ち向かう勇気となるのです。
部下のモチベーションを上げる声掛け②「褒める」だけだと自律を阻害し依存症を作る
部下に自信をつけさせるために「褒める」上司の方もいます。これは一見効果的に見えますが、アドラー心理学では、むやみに褒めると自立心を阻害することがあるとされます。これは、「褒める」という行為が上から目線の行為であり、褒めることで下のものをコントロールしようという意図が見えることが多いため。
「褒め」を多用することで、「褒められないとやらなくなる」、「褒められることを意識しすぎて失敗を恐れるようになる」、「上司の顔色を窺うようになる」などの弊害がみられるように。部下を褒めるときには、結果だけを褒めるのではなく、過程にも目を向け具体的に良かった点を伝えるようにすることが大切です。
過程に目を向けることで結果を気にしすぎることがなくなり、失敗を恐れずにチャレンジすることができるようになります。部下のやる気を引き出したいのなら、むやみに褒めることはやめましょう。下心なく、本当にすごいと思ったときに心から褒めることが大切。
部下のモチベーションを上げる声掛け③上から目線で操作するのをやめる
先ほどの「褒める」という言葉でも触れましたが、上下関係がすけて見える声掛けは相手を操作する意図が見え、部下のやる気を奪ってしまいます。部下への声掛けは、上から目線にならないように気をつけましょう。
部下の仕事のやり方が素晴らしいと感じた場合、「君のやり方イイね。僕も参考にさせてもらうよ。」のように伝えると、相手に共感する意味合いが強くなります。また、「いつも頑張ってくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えることは、相手を尊重する気持ちのあらわれです。
部下に言葉を伝えるときは、相手に強制するような言葉ではなく、同じ目線で伝えることが大切です。上司からの強制的な働きかけがなくなることで、部下は上司を信頼するようになり、自分で判断し、頑張ろうという気持ちになるのです。
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部下に「共感」することでやる気を引き出す
部下をやる気にさせるためには、とにかく褒めればよいと思っていた方も多いのではないでしょうか。アドラー心理学によると、それでは不十分。部下を心からやる気にさせるためには、「部下を操作したい」という気持ちを捨て、部下が自らやる気になるよう「勇気づけ」を与えることが大切です。
そのためには部下との上下関係ではなく信頼関係を築き、相手を尊重したり共感したりする声掛けを意識することが大切です。部下の信頼を得続け、リーダーシップを発揮し続けるためには、部下の日報を日々よく読み、業務の中でPDCAサイクルを回す支援をし続けることが大切です。
部下の信頼を得続け、リーダーシップを発揮し続けるためには、部下の日報を日々よく読み、業務の中でPDCAサイクルを回す支援をし続けることが大切です。日報共有アプリ「gamba!(ガンバ)」には、PDCAが回しやすいテンプレートが標準設定されているだけでなく、部門や、役職に応じた複数のテンプレート設定がカンタンにできるなど、日報でPDCAを習慣化させる機能や上司のための支援機能が満載です。
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