メンバーの能力を引き出す方法①チームの課題を可視化する3ステップ

最終更新日:2022年7月15日

メンバーの強みを最大限いかしつつ、チーム全体のパフォーマンスを上げて
いくためにリーダーは何をしたらよいか、全4回に渡ってお届けします。

第1回:チームの課題を可視化する
第2回:メンバーの強みを知る
第3回:役割と能力を共有して更なる強みを見つける
第4回:パフォーマンスを最大化する

チームの課題を可視化する3ステップ

まずリーダーがすべきことは、チームの課題(経営者の場合は会社の課題)を整理すること。
チームの課題は、チーム(会社)の「あるべき姿」と「現状」を定義して比較することで明らかになります。

 

STEP①チームのあるべき姿を描き出す

まず、考えるべきテーマを決めます。
(ここでは「業績を上げる」をテーマに考えていきます。)


次に、「あるべき姿」を箇条書きで思い浮かぶ要素をすべて書き出してみましょう。
書いたものは後で整理すればOKです。

例えば、「売上1億円」のように定量的なものと、
コミュニケーションを活性化させる」といった定性的なもので、
チームのあるべき姿をハッキリとさせていくと良いでしょう。

 

STEP②現状を洗い出す

あるべき姿に対する現状について、事実をあるがままに出していきます。あるべき姿と現状の両方を定義することで、その差分となるギャップを分析することができます。

 

STEP③GAPを考える

最後に、あるべき姿と現状を比較します。

 

例)定量的な場合

  • 理想:月間の平均売上が1,000万円
  • 現状:月間の平均売上が700万円
  • GAP:300万円

つまり、プラス300万円が必要ということになります。
このギャップこそがチームの課題であり、目標数値です。

考えられる施策としては、単価を上げる、広告を出す、営業を増員するなどが挙げられます。

 

例)定性的な場合

  • 理想:リピーターを増やす
  • 現状:リピーター率は横ばい
  • GAP:リピーターに繋がる動線がない

新たにリピーターに繋がる動線を作る必要があることがわかります
考えられる施策としては、メルマガを送る、顧客アンケートの実施、
次回購入の特典を用意などが挙げられます。

チームの課題を可視化するメリット

・チームのあるべき姿と現状をチーム全体で共有できる
・チームとしてどこに向かうのか、何をするのかを明確にできる
・課題を解決する優先順位やメンバーの役割を決めることができる

どのような理想を掲げていてもチーム内で共有ができていないと、
あるべき姿には到達することはできません。
リーダーはあるべき姿と現状を把握し、その中で課題があることを
認識できる環境」を作っていくことが大切です。

【今週のワーク】

ぜひ、この「あるべき姿と現状を定義して課題を可視化する作業を、
チームのメンバーと一緒にディスカッションする機会を設けて洗い出してみてください。

次回は、メンバーの強みをいかすために役割を決める方法についてご紹介します。

お役立ちブログの関連記事

「嫌われる勇気」のアドラー心理学流!新人教育3つのポイント

「嫌われる勇気」のアドラー心理学流!新人教育3つのポイント

できる営業マンの日報の書き方 4つのテクニック

目標設定は簡単に数値化できる!目標を数値化する手順とメリット

目標設定は簡単に数値化できる!目標を数値化する手順とメリット

【無料あり】1on1ツールおすすめ12選!メリット・デメリットを徹底解説

お役立ちブログの関連記事

【簡単解説!】「OKR」とは?具体例を解説

社内コミュニケーションツールおすすめ15選|導入の仕方とメリットを解説

デキる上司はここが違う!部下へのスマートな仕事の任せ方

【難しい?】Salesforce(セールスフォース)が使いにくいと言われる理由とは

失敗で本質が見える!部下の心を動かす上司とは?

失敗で本質が見える!部下の心を動かす上司とは?

1分で登録完了!15日間のお試しが可能です。

メールアドレスと基本情報で簡単に登録ができます。

新着情報

利用料金が最大25%OFF!新年度特別キャンペーンのお知らせ

利用料金が最大25%OFF!新年度特別キャンペーンのお知らせ

業界別DXについて、取り組み事例や実績などを紹介!

業界別DXについて、取り組み事例や実績などを紹介!

勤怠管理と効率化する方法とは?管理項目やシステム導入事例を紹介!

勤怠管理と効率化する方法とは?管理項目やシステム導入事例を紹介!

デザイン思考とは?アート思考との違いとそれぞれのパターン、DXに取り入れた際のメリットなどをご紹介!

デザイン思考とは?アート思考との違いとそれぞれのパターン、DXに取り入れた際のメリットなどをご紹介!

自治体DXとは何か?目的や導入メリット、現状抱えている課題や導入事例と合わせてご紹介!

自治体DXとは何か?目的や導入メリット、現状抱えている課題や導入事例と合わせてご紹介!

15日間無料トライアル実施中
無料トライアルはこちら

1分で登録完了!