プライドを傷つけずに「年上の部下」を動かす方法

年上の部下にお悩みですか?
- 仕事を依頼しても、返事だけですぐに取り掛からない
- 反抗的な態度をとる
- 若手に勝手に指示を出す
一昔前と比べて転職が当たり前になり、雇用形態が多様化してきた昨今、部下が「年上」だということも珍しくありません。年上の部下を持つことになったリーダーは、「どう扱っていいかわからない」「使いにくい」と、少なからず戸惑っているのではないでしょうか。
一般的に、年上の部下は経験や実績がある一方でプライドが高く、年下の部下と衝突しがちです。もし、あなたが年上の部下の扱いに悩んでいるなら、これから紹介するこの3つの接し方をぜひ試してください。
社内コミュニケーションならgamba!(ガンバ)。
日報で社内に活気が生まれる!営業利益が20%アップした企業も!
→ 日報アプリgamba!(ガンバ)の資料をダウンロード
年上の部下の気持ちとは?
まずは、「年下の上司」を持ってしまった部下の気持ちを考えてみてください。
- 管理職から外され、元部下のもとについた人
- 自分の方が経験があるのに、若い上司の下ついた人
- かつては先輩後輩の関係で、仕事を教えたり悩みを相談された人
まさか自分の上司になるとは夢にも思っていなかったはずです。それは、むかしよく飲みに行った先輩かもしれません。周囲の目もあるし、収入差があればモチベーションを保つことは難しいでしょう。
まずは、相手の気持ちを察してあげましょう。自然と接し方が変わってきます。
年上の部下との接し方
① 遠慮のしすぎは禁物! 明確な指示出しを
指示出しで意識したい4つのポイント
指示を出す際、年長であることに気兼ねしすぎてはいけません。説明や指示が回りくどくなると、伝わりません。
- なんのために(目的)
- なにを(対象)
- いつまでに(納期)
- どのレベルの水準で(要求水準)やってほしいか
この4つをはっきり伝えましょう。逆に言えば、それだけでいいのです。あとは年上の部下に任せましょう。ただし、すべて自由にさせてしまうと、違うものができあがってしまうことも…。そのため、「ここだけは」という点は必ず伝えるようにしましょう。
年上の部下を戦力化することだけに集中する
「舐められてはいけない」と意識しすぎて“上から感”を出してしまうこと、年上の部下は非協力的になったり、チームの和を乱すことになりかねません。年上の部下を戦力化することだけに集中しましょう。
役職は組織の責任のライン、ポジションの関係性であって、「偉い」とか「偉くない」といった問題ではないのです。この点を理解することがとても大切です。

②否定形を肯定形に変えてみる
「〜しないでください」
丁寧に聞こえるかもしれませんが、これは否定的な表現です。
できれば、肯定的な表現をしてみましょう。
- 【否定】月末までに仕上げてもらわないと困ります。
- 【肯定】月末までに仕上げてもらえると助かります。
- 【否定表現】 進捗を報告せずに、仕事を進めないでください。
- 【肯定表現】 進捗を報告しつつ、仕事を進めてください。
- 【否定表現】 ノルマを達成できなければ、昇格できません。
- 【肯定表現】 ノルマを達成できれば、昇格できます。
どうでしょうか?
良好な関係を築きながら、自分のの思い通りに動いてもらいたいのであれば、「肯定表現」をベースに使うことがオススメです。

③命令を依頼口調に変えてみる
年上の部下にはプライドがあるので、”上から口調”言ってしまうと素直に動いてくれなかったり、反発を招いてしまいます。
命令はすべて依頼口調にする
命令口調は、相手に選択の余地を与えない印象が残ります。そのため、命令された側は、自分の状況を考慮されていないと感じて不快感が募ります。攻撃的な部下だと、反撃してくることも。
これに対して、依頼口調は、部下に選択の余地を与える言い方です。
例)
- 「~してください」➡「~してもらえませんか?」
言われた側は、自分の立場を考慮されたと感じます。できるかぎり依頼口調で伝え、部下に「あなたを尊重していますよ」という気持ちが伝わるようにしましょう。
コーチングの手法を活用する
年上の部下を教育しようとしては、相手のプライドなどもあり、なかなかうまくはいきません。
頭ごなしに指導・教育をするというのではなく、コーチングをするという風に考えて接するようにしましょう。
例)
- 「こうしてください」➡「原因はなんですか?」「今後どうすればいいですか?」
このように問いかけることで、相手が自発的に動くように働きかけがができます。

人生の先輩としての敬意を表そう
あなたが少し機転を利かせて、年上部下の気持ちを配慮しながらかかわることで、実は最強のパートナーになってくれる可能性を秘めています。
相手は部下である前に、自分よりも年上の人間であり、人生としての先輩でもあります。ビジネス経験が長いということは、自分よりもたくさんの経験と知識をもっています。マニュアルだけでは対応しきれないことも山ほど出てきます。
数多くの経験から頼りになる存在として、年下の部下はとても心強い存在であるということを認識して、敬意を払いましょう。
【 日報アプリgamba!(ガンバ)なら 日報がかんたんに書ける&読める 】

ビジネスのやりとりには、二段階認証、IPアドレス制限、シングルサインオンという強固なセキュリティを備えた日報アプリがおすすめです。各事業部が今どんな取り組みをしているかはもちろんのこと、誰がどんな事を考えていて、今どんな進捗状況なのか一目瞭然。
- かんたんに入力できる日報テンプレート
- KPI管理機能で目標達成率をグラフ化
- 日報へのコメントで社内コミュニケーションアップ
今なら、メールアドレスだけで15日間無料トライアルできます。
(15日経過したら終了。自動的に課金されることはありません)
あなたのチームでも、日報アプリgamba!を活用してみませんか?

2012年より、日報アプリ「gamba!(ガンバ)」を提供しています。チームの結束力を高め、より良い成果を出すための環境を提供することで、多くの企業の変革を支援しています。10年以上のサービス提供、サポートの実績を誇ります。社内コミュニケーションや日報に関してはお任せください。運営ポリシー