モチベーションが上がる上司の日報コメント　3つのポイント

最終更新日：2022年7月15日

「親しみやすい上司」「相談しやすい上司」に共通するのは「自分の仕事ぶりをしっかり見てくれている」という点。しっかり評価してくれたり、丁寧なコメントや改善のアドバイスをしてくれるなどの対応も、その一例と言えます。

定型文のようなコメントでは、部下のやる気を引き出すことも難しく、お互いに損をしかねません。部下だった頃の気持ちを少しでも思い出せるよう、上司からもらって嬉しかった「日報のコメント」を紹介します。

モチベーションが上がる日報コメント① 成績や成果を評価してくれた
モチベーションが上がる日報コメント② 具体的な仕事内容を評価してくれた
モチベーションが上がる日報コメント③ 細かいところを評価してくれた
モチベーションが上がる上司の日報コメント　まとめ

モチベーションが上がる日報コメント① 成績や成果を評価してくれた

私が入社して、まず最初に配属されたのはコールセンター。住所などの変更手続きの受付から、専門的な知識を得たくて本社に電話をかける人まで、様々な知識が必要な部署です。評価で求められるのは数字でした。どれだけ数多くの電話を取ったか。電話をかけてきてくれたお客様を、出来るだけ待たせないようにする効果があるからです。

新入社員だからと言って、接客の品質も知識も負けるわけにはいきません。営業時間が終わってからも、質問されてすぐに答えられなかったことの復習をしたり、マニュアルを読み返したりと必死で努力しました。結果、300人ほどのオペレーターがいる中で、入社した年の7月に、月間の成績1位を獲得しました。

上司は自分のことのように喜んでくれ、「毎日遅くまで残って頑張っていたもんね。」とコメントをくれました。ピンポイントに「私が頑張った姿を見ていた」というコメントに、「この上司は部下の頑張をしっかり見てくれていて、達成した時は一緒に喜んでくれる人なんだ」と信頼できるようになったのです。

モチベーションが上がる日報コメント② 具体的な仕事内容を評価してくれた

その後、本社のシステム開発する部署へ異動することになりました。右も左も分からない、資料の言葉の意味もいちいちインターネットで調べないとわからない状況で、毎日がとても忙しく過ぎていきました。「私はシステムの開発なんてしたくなかったし、向いていないのかもしれない」と少し落ち込んできたある日、上司があるコメントをくれました。

「あなたはシステム初心者なんだから分からなくて当たり前、接客をずっとしていたあなただからこそ分かる、システムの改善点を見抜いてほしい。」とのことでした。それからは、お客様にとって使いやすいか、理解しやすいかなど具体的にしっかりと自分なりの意見を伝えるようにし、仕事に取り組みました。

その変化を上司はしっかりと見ていてくれ、「真のお客様目線の仕事は、あなたにしか出来ないことだと評価している」とコメントをくれたのです。私が、なぜお客様の立場で見るとこのシステムが使いづらいのか、等といった理由を述べることや、些細なことに気を配って改善提案をしたことを評価し、この人の部下でよかったと心から思いました。