【タイプ分け① コントローラータイプ(坂上忍)編】部下を育てる日報フィードバックの書き方
あなたは部下の日報にどんなフィードバックをしていますか?
アドバイスをしたつもりが、部下は「自分が否定されている」と受け取ってしまったり、褒めたつもりが逆効果になっていることがあるかもしれません。
- 「Aのやる気を出させるにはどうしたらいいのか?」
- 「なぜBはいつも反抗的な態度なのか?」
もしこんな風に感じているのだとしたら、部下のタイプに応じて仕事の振り方や褒め方を変えましょう。部下のマネジメントが驚くほどラクになります。
効果的な日報フィードバックで部下の心をつかみ、モチベーションをアップさせましょう。ここでは、いまどき部下のタイプ別日報フィードバック術をご紹介します。
目次
あなたの部下はどのタイプ?いまどき部下の4タイプ
部下とのコミュニケーションは、相手の性格に合わせて変えることで、より効果的に交わすことができます。そこで活躍するのが、コーチングにおける「タイプ分け™」という考え方です。
臨床心理学、組織行動学などをベースに「感情表出」と「自己主張」という2つの軸で、タイプを次の4つに分類しています。それぞれのタイプの特徴を簡単に示すと下記のようになります。(ここではわかりやすいように、タイプの特徴を有名人に例えています。)
出典:タイプ分け™とは?
そこで今回は、タレントの坂上忍さん(コントローラー)タイプの部下への効果的な日報フィードバック方法をご紹介します。
*「タイプ分け™」は株式会社コーチ・エィが開発した、臨床心理学、組織行動学などをベースにつくられたコミュニケーションの分類方法です。本記事は同社の「タイプ分け™」をもとに弊社の解釈で、コミュニケーション方法などを記載しています。
*【図解】「タイプ分け™」とは 〜あなたはどのタイプ?タイプ分けで上手くいくコミュニケーションを参考に編集。
坂上忍タイプ(コントローラー)部下の特徴
コントローラータイプは自己主張が強い人です。
自分が思った通りに物事を進めることを好むため、人から指示・命令されるとに反発します。リーダーシップに優れ、みんなをぐいぐい引っ張っていくトップダウン型の人間です。
仕事で重視するのは「結果」。人間関係より仕事、プロセスより結果を優先し、他者に対しても同じようにスピーディな対応を求めます。このタイプはテキパキと物事を進めたがるので、周りくどい話を嫌います。単刀直入に伝えることを心がけましょう。
あなたのチームに、このような部下はいませんか?ここでは、コントローラータイプが喜ぶコミュニケーション術についてご紹介します。
指示をするときは「依頼をする」
コントローラータイプは、他人から指示されることを嫌います。そのため、全面的に判断を任せるコミュニケーションをとると効果的です。人をコントロールしようとする一方で、義理人情に厚く、人から頼りにされると断れないようなところもあるからです。
- ❌「これを○日までにやっておいて」
- ⭕️「これを○日までに進めようと考えている。私はAをやるので、君にはBを頼みたいんだけどどう?」
このように、相手に主導権を渡すコミュニケーションが効果的です。
「自分の意見を聞いてくれているんだな」と思わせれば、部下は素直になります。
質問するときは「教えて」を使う
コントローラータイプは、主導権を握らせるとうまくいきます。自己有能感を感じたいので、「君の意見を聞きたくて…」とアドバイスを求められることに、心地よさを感じます。プライドが高いので、教えてもらう感覚で接しましょう。
- 「〜についてもう少し詳しくみんなに教えてもらえる?」
- 「今これで悩んでいるんだけど、どうしたらいいと思う?」
すると、「ん?そんなのこうやってこうすればいいんじゃないですか」と喜んで教えてくれます。
自分が生徒になったつもりで、部下を先生にしてあげる感じです。プライドをくすぐってあげればいいのです。
やり方を変えさせるには「選択権を与える」
コントローラータイプは目標達成意欲が高く、より高い成果に向けて全速力で進みます。その反面、いったん思い込んだら上司がいくら言ってもなかなか自分のやり方を変えません。このような時は、部下に選択権を与える尋ね方をしましょう。
- 「今の方法に~を加えてみるのはどうだろう?」
- 「○○の方法と、△△の方法、キミならどっちを選ぶ?」
部下は自分が主体だと感じることができるので、反抗的になりにくくなります。自ら動くように仕向けるのです。すると部下は気持ちよく目標に向かって突き進んでくれるでしょう。
事実を示して褒める・間接的なら より効果的
基本的に人を信用していません。褒められすぎると「コントロールされるのではないか」と疑心暗鬼になります。(結構めんどくさいです)
このタイプを褒める場合は、漠然と「キミすごいね!」と個人について言及するのではなく、事実のみを褒めましょう。例えば、こんな具合です。
- 「今月、業績良いね!」
- 「期待以上の結果で社長も褒めてたよ。この調子で頼んだぞ!」
このように、事実を間接的に褒めるのも効果的です。
フィードバックで部下を動かす「日報アプリ」とは
部下の性格に応じて、ねぎらいの言葉をかけてあげましょう。日報への効果的なフィードバックは部下の心をつかみ、確実にモチベーションをアップさせます。
そこでご紹介したいのが、日報に社内SNSの仕組みを採用した日報アプリgamba!(ガンバ)。
日報を軸とした情報共有で、社内コミュニケーションが活性化するツールです。スマホ・タブレット・PCで使えるので、いつでもどこでもコメントが書けます。
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