OODAループ 日報の活用ガイド

PDCAは古い?! 3分でわかるOODAとPDCAの違い

2021年4月29日

いま注目されているOODA(ウーダ)ループをご存知でしょうか。市場の変化を見ながら柔軟に戦略を変えていく手法として、変化に弱いPDCAサイクルに代わる、もしくは補強する手法として取り入れられています。

そこで今回は、そんなOODAループの概要や効果、実践方法、PDCAサイクルとの違いをご紹介します。

OOODAとは

OODAは、Observe (情報収集)、Orient (方向性の判断)、 Decide(施策を決定)、Act (行動)の頭文字をとったものです。

元々は朝鮮戦争のときにアメリカ空軍の軍事戦略から生まれた、「いちいち命令を出さなくても、現場の兵士が自ら迅速に判断し対応するための思考法」です。つまり分秒単位という、ひっきりなしに状況が変わる現場での意思決定プロセスです。

これが環境変化の早い、いまのビジネスシーンやマネジメントにも適用できることから汎用されるようになりました。

Observe(情報収集):固定概念に捉われず、観点を変えながらできるだけ多くの情報を収集する

Orient(方向性の判断)得た情報から状況を判断し、方向付けを行う

Decide(具体的施策の決定):具体的な行動プランを策定。経験や知識のインプットで直観力が養われる

Act(行動):状況次第で柔軟に行動を変えることも必要。一度決めた行動に縛られないようにする

OODAループとは

状況を見ながら未来を予測し、それに基いて今後の行動を決定して実行するという一連の行動を「OODAループ」といいます。目的が達成されるまでOODAのプロセスを高速で回転させることにより、プロジェクトはより最適に近い行動を取り続けることができます。

OODAとPDCAの違い

なぜPDCAが古いと言われるのか?

PDCAは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(検証)、Action(改善)の頭文字をとったもので、もともとは工場の生産性を高めるために作られたフレームワークです。工場での生産効率といった「決められた工程を、いかに低いコストで進め、高い生産性を発揮するか」という改善に最適だとされ、それが目標達成のためのメソッドして様々なビジネス現場で使われきました。

PDCAのデメリットとして、改善に時間がかかるという点が挙げられます。まず絶対的な計画を立ててから実行に移すので、早くても四半期や月単位の改善行動となり、どうしても改善を反映するまでに時間がかかってしまいます。

そのため、今日のようにマーケットや顧客ニーズの変化が激しいVUCA(変動幅が大きく、不確実で、複雑で、曖昧)の時代では、臨機応変に対応できないというデメリットがあります。さらに、新型コロナの蔓延など想定外のことが起こる現代では、悠長に計画して実行して評価して改善して……ということをしていては、会社が潰れてしまいます。

環境変化に強いOODAループ

一方のOODAループは現場が起点です。つまり、状況に合わせて現場リーダーがチームの動きを素早く決めて動くというイメージです。現場のリーダーが状況に応じて臨機応変に対応するので、従来の”上長に判断を委ねるマネジメント”よりも、行動スピードが格段に上がります。

OODAループはまず情報収集として、いま置かれている状況を知ることから始めます。計画ありきではなく状況ありきです。常にObserve(情報収集)を行い、分析するので、マーケットや顧客ニーズの変化が激しい現代にマッチします。そのため、OODAは環境変化に柔軟に対応する新たなマネジメントと言われています。

OODAループを繰り返して都度調整できるようになれば、素早く適切な決断を下す能力が高まり、臨機応変な対応ができます。結果、現場の問題解決能力が向上するという仕組みです。

ちなみに、課題に直面した際の実行までを最速に回すことを目的としているため、改善は第一目的ではありません。実行までの効率化と回転数を上げることが強みであり、目的でもあります。

マネジメント体制の違い

 

トップダウン型のPDCAサイクル

PDCAは、経営陣が会議室で計画を立てて、それに従って現場が動きます。いわゆるトップダウンの動きです。トップと現場社員の信頼関係があれば、組織全体に一体感が生まれます。

そのため、ルーティン作業といった既にやり方が決まっている作業効率の改善や、長年売ってきた商品のマイナーチェンジといった場面で有効です。要するに、数値的な裏付けや指標があり、敢えて別なやり方で始める必要がないなら、PDCAは向いていると言えるでしょう。

一方で、計画自体を立てるのに時間がかかって現場の状況と乖離してしまったり、現場での臨機応変な判断をすることが許されないことから、環境の変化にすぐ対応できないといったデメリットがあります。また、パワハラを生みやすい企業体質といったリスクもあります。

日本企業は意思決定が遅いと言われます。その主な原因は、経営上の意思決定プロセスがPDCAサイクルを基盤にしているからです。一方で、欧米企業の多くはOODA的思考に基づいて意思決定しており、日本企業を優に超えるスピードで動いているという分析がなされています。

 

現場自立型のOODAループ

OODAは元々、航空戦においてパイロットが迅速かつ的確な意思決定を行うためのノウハウとして形成されたもの。よって、OODAループは「現場」が起点です。必要であれば事前の計画を破棄して新たな計画を立案するなど、現場主導で動きます。

長いスパンで計画を立てて実行に移すPDCAとは異なり、細かくトライアンドエラーを繰り返しながら最適解を見つける、この早いスパンがOODAループです。現状観察と状況判断を同時に行うため、分析から実行までをスピーディに実施できます。

時間をかけて考えた計画が、市場や現場のニーズに合わず頓挫してしまうことによって生じるタイムロスなども起こりにくくなるだけでなく、刻一刻と変化する市場や顧客のニーズに合ったサービスの提供も実施しやすくなります。

OODAを導入するメリット

現場の意見を汲み取りやすく、発想に柔軟性が生まれる

顧客の声や現場の問題点が共有されやすく、柔軟な事業運営が可能となります。現場から上がってくる市場の動きやクライアントの要望など、売上に直結するアイディアは意志決定の重要な材料となります。

 

自ら考え、行動できる社員が育ちやすい

現場に裁量権を与えることで、社員や現場管理者自らが考え、行動できるようになります。どうすればより良くなるのか考えることで、社員個人の能力アップにもつながります。

 

社員のモチベーションを維持しやすい

自ら考え、行動することで仕事に対する責任や誇りを持ちやすくなります。OODAループは「状況を見てとりあえずやってみよう」を促してくれるフレームワークです。そのため、PDCAのように上司や上層部の計画立案を待ってから行動することはなくなるため、現場の状況に合わせた臨機応変な対応がしやすいといえます。

OODAをうまく機能させる3つのポイント

会社と個人のビジョンを統一させる

具体的なビジョンを共有することが大切です。上司と部下の認識が同じであれば、ただ指示通りに動くのではなく、先を見据えた提案ができるようになります。重要なことは計画に従うことではありません。観察、状況判断、意思決定、行動といったそれぞれのプロセスがビジョンの達成に結びついているかどうかです。

 

検討に時間をかけすぎない&結果に一喜一憂しない

たとえうまくいかなかったとしても、それは次のOODAループを回すための情報と捉えて2回転目を回しましょう。「考えなしに動くことにならないか?」という心配があるかもしれません。でも、行動結果を踏まえて見直すことができていれば大丈夫です。

情報収集、状況判断は慎重に行なう必要がありますが、、いざやるぞ!となったら、絶対にやり抜く気持ちを持つことが大切です。なぜなら、経験や情報が蓄積されて、自然と精度が高くなっていきます仮説をもとにやってみて確信がもてるようになると、状況を見てすぐに何をしたらいいか決められるようになるでしょう。

 

情報共有の徹底

OODAで一番重要な工程は、最初のOである情報収集(Observe)です。市場や業界、顧客、競合他社、取引先企業の動向といった、できるだけ多くの生情報に触れるには、個々が収集した情報をリアルタイムに共有できる”場所”を用意しましょう。

場所としておすすめなのが、日報アプリやビジネスチャットといった、みんながいつでもどこでも使うことができるクラウドツールです。

 

情報収集や経験の蓄積には「日報」が効果的

【 「日報✖️シェア」で確実に情報取集ができる】

OODAループは、メンバー間で情報や知識、判断基準を共有し、コミュニケーション
を円滑に行うことが求められます。オススメの共有方法は日報です。

各事業部が今どんな取り組みをしているかはもちろんのこと、
誰がどんな事を考えていて、今どんな進捗状況なのか一目瞭然。

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