【事例紹介】ビジネスにおけるエンゲージメントの意味|エンゲージメントサーベイとは

最終更新日:2023年3月28日

「従業員のモチベーションが上がらず、どうすれば良いのか分からない・・・」
「離職率を軽減したいが、どのような施策を打てば良いのか分からない・・・」
「エンゲージメント、エンパワーメント、従業員満足度の違いが分からない・・・」

本記事は、上記の方に向けてビジネスにおけるエンゲージメントの解説記事を作成いたしました。

この記事では、日報アプリを10年以上提供している知見を生かした従業員エンゲージメントを上げるためのノウハウについても記載しております。

離職率低下、モチベーションUPにもとても関わってくるエンゲージメントを学んでいきましょう。


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エンゲージメントとは?

エンゲージメント(engagement)は、利用場所によって使い方が異なりますが一般的に「深い関わり合いや関係性」を意味する言葉です。

ビジネスにおける意味では、「愛社精神」「愛着精神」などと解釈されます。

例えば、マーケティングにおける顧客エンゲージメントは企業と顧客の信頼関係や親密度を指す言葉です。

エンゲージメントの種類

エンゲージメントは、様々な種類の言葉で利用されております。

ここではビジネスでよく利用される用語について解説いたします。

従業員エンゲージメント

組織に対するコミットメントなどを図るものです。

一般的には、「愛社精神」や「愛着心」など自律的な欲求を指します。

従業員エンゲージメントが高い企業は、会社の思いやビジョンなどが浸透しており目指すべき方向に進むことができ成長率の高い企業と言えるでしょう。

顧客エンゲージメント

顧客エンゲージメントとは、一言でいうと「顧客と企業の信頼関係」のことです。

顧客が企業に対して、SNSで宣伝をしたり口コミをするなどが行動として当たります。

また、顧客エンゲージメントが高い方は継続率や解約率が低いなどメリットが多く企業の指標として最近利用されるようになりました。

ワークエンゲージメント

組織や役割というより仕事そのものに対して、肯定的で充実した感情を抱いていることです。自らの仕事に誇りを感じ情熱を持って取り組むことは、組織のパフォーマンスを高めるだけではなく個人の幸せにも繋がります。

SNSエンゲージメント

「いいね」「リツイート」「シェア」「コメント」など、利用しているユーザからのリアクションの総数のことです。

代表的な例としてツイッターはエンゲージメント率というのを採用していて意味は「見られた数に対してどれくらいのアクションがあったかを示す指標」となっております。

エンゲージメントとエンパワーメントとの違い

似たような言葉で、エンゲージメントがございます。大きな違いは、

  • エンパワーメントは従業員を主体的に行動できるように力を促すもの
  • エンゲージメントは従業員の企業に対する愛着心を高めるアプローチをするもの

となっております。

エンパワーメントについて詳しく知りたい方は下記記事より

エンパワーメントとは?|ビジネスの活用事例|看護・福祉の意味

従業員エンゲージメントと従業員満足度との違い

似たような言葉として、従業員エンゲージメントと従業員満足度(ES)があります。

大きな違いとしては、従業員エンゲージメントが会社への「愛社精神」や「愛着心」を指し、従業員満足度は福利厚生や働きがいについて図る指標となります。

つまり、従業員満足度を高めるには社員の自立性を高めるのに対し福利厚生や業務効率化などを高める必要があります。

最近「従業員エンゲージメント」が注目される理由

従業員満足度が注目される理由は、経営の資源と呼ばれる「ひと」「もの」「かね」の「ひと」に焦点が合っているのが大きいです。

商品の差別化がしづらくなり、愛着心や愛社精神を高める従業員エンゲージメントに注目されてます。

また、日本全体の人口減少に伴い従業員確保が難しくなるため注目されてます。一般的に、従業員エンゲージメントが高い企業は離職率が低いと言われております。

世界全体で見ると、2017年のギャラップ社の調査で日本の従業員エンゲージメントが強い社員は6%で対象国中132位です。日本全体で、従業員エンゲージメントを改善する余地があると言えるでしょう。

従業員エンゲージメントを高めるメリットとは?

従業員エンゲージメントを高めるメリットは、以下の3つが挙げられるでしょう。

  • ①離職率低下に繋がる
  • ②モチベーションUPに繋がる
  • ③生産性の向上をする

具体的には、以下のような理由から「離職率が低下」「モチベーションUP」「生産性向上」するとされています。

  • 働きがいがあると感じる:エンゲージメントが高い従業員は、職場での働きがいを感じています。仕事が自分にとって意義のあるものであると感じるため、職場を離れる必要性を感じなくなります。
  • 働きやすい職場環境:エンゲージメントが高い職場は、コミュニケーションが円滑であったり、社員同士が協力して業務に取り組むことができるため、職場環境が良好であるとされています。そのため、従業員は効率的に働くことができもちーべションUPをすることができます。
  • 自己実現が可能:エンゲージメントが高い従業員は、自己実現を求める傾向があります。会社が自己実現のための環境を提供している場合、従業員は職場を離れる必要を感じず、長期的に働くことができるようになります。

以上のように、従業員エンゲージメントが高い職場は、働きがいがある職場環境や自己実現のための機会が提供されていることが多く、結果的に「離職率が低下」「モチベーションUP」「生産性向上」する傾向があるとされています。

従業員エンゲージメントを高める方法とは?

従業員エンゲージメントを高めるためには、以下のような方法があります。

  • 社内のコミュニケーションを改善する:従業員と上司、従業員同士のコミュニケーションを円滑にすることで、仕事に対する意欲や情熱が高まります。定期的な面談やフィードバック、社員間のコミュニケーション促進の場を設けることが重要です。
  • 会社のVisionやmissionを共有する:従業員が自分の仕事に対して達成感や使命感を持てるように、会社のビジョンや目標を共有することが重要です。社員全員が共通の目標に向かって働くことで、やる気やモチベーションが高まることが期待できます。
  • 社内の声に耳を傾ける:従業員が自分の意見や声を言いやすい環境を整えることで、従業員が主体的に行動するようになります。アンケートやフィードバックシステムの導入、従業員のアイデアを実現する取り組みなどが有効です。

エンゲージメントサーベイとは?

エンゲージメントサーベイとは、企業や組織が従業員のエンゲージメントを調査するために実施するアンケート調査のことです。

従業員が仕事に取り組む意欲ややりがい、満足度、忠誠心などを測定することで、組織の現状把握や課題の洗い出しなどに役立ちます。また、組織内のコミュニケーションや自己成長の機会、ワークライフバランスなど、改善の必要がある点を明らかにすることもできます。

エンゲージメントサーベイは、アンケート調査としては比較的長い質問項目を設け、定期的に実施することが多いです。また、従業員の匿名性を保証することで、より率直な回答を得ることができます。

エンゲージメントサーベイの具体的な質問(アンケート)例

エンゲージメントサーベイを取り扱っている、アメリカのギャラップ社では12の質問(Q12(キュー・トゥエルブ))を提示してます。

  • 仕事において何を期待されているか知っているか
  • 仕事を適切に行うための設備やツールを持っているか
  • 仕事において、毎日最も得意なことをするための機会を与えられているか
  • 過去の7日間において、よい仕事をしたことについて認められたり褒められたりしたことがあったか
  • 職場の上司や同僚など、誰かに一人の人間として気にかけてもらっていると感じるか
  • 職場で自分の成長を促してくれる人は誰かいるか
  • 職場で自分の意見を尊重してもらっていると感じるか
  • 会社のミッションや目的を読むと、自分の仕事が意義あるものと感じられるか
  • 職場の同僚は質の高い仕事をすることにコミットしているか
  • 職場に親友はいるか
  • 直近の6ヵ月間において、職場の誰かが自分の進歩について伝えてくれたか
  • 直近1年間において、学びや成長の機会を得られたか

引用元の記事

働く人の幸福度をはかるたった12の質問

エンゲージメントが高い企業の事例

ダイヤモンドオンラインが出したエンゲージメントが高い企業ランキング・ベスト50によると2020年にエンゲージメントが高い企業は以下の通りです。

  • 1位ユーザベース
  • 2位グーグル
  • 3位A.T.カニー

ここからは、1位の株式会社ユーザベースのエンゲージメント向上の施策について紹介をする。

株式会社ユーザベース

株式会社ユーザベースは、「経済情報で、世界をかえる」というミッションを掲げ、2008年に創業し、その後2009年にBtoBサービスであるSPEEDAをリリースした会社です。

エンゲージメント向上の施策として数々行いましたが、従業員50名ほどになった頃に作成した「7つのルール」が大きかったとのことです。

7つのルールとは、自社の価値観になっており以下が具体的な内容です。

  1. 自由主義で行こう
  2. 創造性がなければ意味がない
  3. ユーザーの理想から始める
  4. スピードで動かす
  5. 迷ったら挑戦する道を選ぶ
  6. 渦中の友を助ける
  7. 異能は才能

上記価値観により、何が組織として良くて悪いのかというのが分かり、共通のコミュニケーションが生まれ結果的にエンゲージメントが向上したとのことです。

引用元

「やらないこと」の徹底でつくられる、勝てる組織。組織偏差値70越え 株式会社ユーザベース

日報アプリgamba!を利用してエンゲージメントが高くなった企業の事例

弊社の提供している日報共有アプリgamba!で、エンゲージメントがサーベイが高まった事例について紹介します。

株式会社ブラーボデザイン

株式会社ブラーボデザイン様は、スポーツ施設施工を中心とした建設業、及びフットサルコート運営を行う会社です。

弊社の提供するgamba!を導入する前は、全体的なコミュニケーション量が少なく、チームの連携が不足しておりました。エンゲージメントサーベイの数値を見ても「仕事をしたと認められた(と感じる)」は、低い数値になっておりました。

gamba!導入後は、従業員全員が日報を通して多くの情報を得られることで、不信感がなくなり、コミュニケーションが円滑になったとのことです。

また、エンゲージメントサーベイの「仕事をしたと認められた(と感じる)」も導入3年前と比べて大きく数値が向上しました。

引用元記事

チームの連携力が向上し、過去最大の業績を達成!株式会社ブラーボデザイン

まとめ

本記事では、ビジネスにおけるエンゲージメントについて解説をしました。

エンゲージメントは、多様な意味で利用されており、特にビジネスの場面ですと従業員エンゲージメントが利用されてます。

従業員エンゲージメントを高めることによって、従業員の離職率低下、生産性の向上などをします。また、従業員エンゲージメントを高めるにはエンゲージメントサーベイで診断をしてPDCAサイクルを回して様々な施策を実施していくことが大事です。

従業員エンゲージメントを高めるツールとは?

記事でも、紹介をしましたが弊社の日報ツールgamba!を紹介いたします。

日報アプリgamba!で従業員エンゲージメントを向上できる理由

①日報のため毎日投稿する習慣付けすることができる

日報アプリのため、社内SNSでよくある利用する人の差などが無くなる仕組み作りを作ることができます。

そのため、SNSが苦手な方にもgamba!は利用してもらうことが可能です。

また、テンプレートも搭載しており簡単な3ステップで投稿をすることができます。

②ミッション・ビジョン・バリューの浸透の促進ができる

社内SNSを通して、ミッション・ビジョン・バリューの浸透を促進することができます。

グループ機能を利用して、全体に伝えたいメッセージをSNS形式で配信できます。

文字や動画・文章などで共有することができます。

③いつでも・どこでもコミュニケーションを取ることができる

テレワークなど、普段人と会わない仕事場でもgamba!を利用することによっていつでもどこでもコミュニケーションすることができます。

チャット機能もあり、個人的なやりとりもすることが可能です。

下記より、資料請求をすることが可能です。

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