仕事を振って『好かれる上司』と『嫌われる上司』の違い

部下への仕事の振り方に悩んでいませんか?
仕事の振り方を少し変えるだけで、指示がないと動かないと思っていた部下が、自分から動くことができるように生まれ変わります。若手を育成できると評価されれば、自らも出世にも繋がることでしょう。
そこで今回は、部下が自ら動くようになる仕事の振り方、嫌われる振り方をご紹介します。自分が成長するためにも、部下への上手な仕事の振り方を身につけ、実践しましょう。
あなたは大丈夫?嫌われる仕事の振り方
自分では丁寧に仕事を任せているつもりでも、気づかぬうちに丸投げになっていることはありませんか?
仕事を振るということは、「丸投げ」と「任せる」の2つに分類できます。
嫌われるのは、仕事の丸投げ
仕事の丸投げとは、自分の頭で考えずに全部押しつけてしまう仕事の振り方です。
- 仕事のやり方や進め方に対して十分な説明を行わない
- 分からないことに対する的確なアドバイスをしない
- そのくせに、出来上がりに文句をつける
- 上司自身、仕事内容をよく理解していない
このように、仕事を部下に振ったまま、状況を確認せずに投げっぱなしの状態にすると、部下は「仕事を押し付けられた」と感じ、やる気は落ちてしまいます。
仕事は「任せる」もの
部下に仕事を振ったら、部下が円滑に仕事が進められているか把握することが大切です。
- 仕事の目的や具体的な指示、丁寧なアドバイスを伝える
- リスクもふまえて部下の裁量で挑戦してもらい、成長を促す
- 「難しいけれど、やってみよう」とチャレンジ意欲を持たせる
このように、仕事を任せるということは、部下の経験を増やして成長を促そうという「自分への期待」を部下が感じられたときに初めて成立します。

上手に仕事を振る5つのコツ
仕事をうまく振れるか否かは、伝え方次第で部下が受ける印象はまったく異なります。では、どんな振り方がよいのかみていきましょう。
①目的を伝える
経験豊富なあなたと違い、若手社員はまだ仕事に対するイメージが出来上がっていません。目的がわからないと、ただ仕事をこなすだけになり、全力で知恵を振り絞ることができません。
「仕事のゴールはどこなのか?」「なぜあなたにそれを頼む必要があるのか?」仕事の目的を伝えてあげましょう。5W1H(いつ、どこで、だれと、どのように、なにを)用いて示すと、より伝わりやすくなります。
そうすれば、部下は責任感を持って仕事に取り組めるようになります。また、仕事に見通しがつくと取り組みやすくもなり、指示を待つことが少なくなります。
②部下の成長につながることを伝える
部下が前向きに仕事をしたくなる「動機づけ」が大切です。動機づけに使えるのが、期待値の提示です。
仕事を依頼することで、どんなスキルを身につけてほしいのかをしっかり伝えましょう。部下は「自分が期待されている」と感じ、自分のためになることが理解できれば、やる気を持って取り組んでくれます。
部下に自信がない場合、本当はもっとできるのに「ここまでしかできない」と勝手に枠を決めてしまうこともあります。そうならないためにも、「君ならできるよ!」という気持ちを示し、任せてみましょう。無理と思っていた仕事をやり遂げることができれば、自信につながり「もっといい仕事がしたい」という動機づけになります。
そうすれば、会社にとっても、部下にとっても、大きなメリットになります。
④途中経過の確認とアドバイス
仕事を振ったら、適宜フォローを入れましょう。フォローがないと、部下は丸投げされたと捉えます。
「順調?」「困ったことはない?」とひと言掛けてあげるだけで、部下はきちんと自分を見てくれていると感じ、前向きに仕事を進めることができます。また、ミスを事前に防ぐことにもつながるので、できるだけこまめなフィードバックを心掛けましょう。部下に裁量を与えて任せる場合でも、「気にかけているよ」というスタンスが大切です。
⑤期限を伝える
部下に仕事を振る際は、「1週間以内」など曖昧にするのではなく、「〇月☓日まで」と具体的な期限を伝えましょう。期日が決まっていないと、仕事が後回しになったり、途中で止まってしまうことがあります。
部下にちゃんと任せるために、具体的な期日を決めるのも信頼される上司の必須条件です。
まとめ
仕事を振る時は、「部下はどのように依頼されれば嬉しいか?」を意識するだけで、仕事の成功率は確実に上がります。
「この情報だけで問題なく仕事を進められるか?」「相手に余裕はあるか?」をしっかり見極めて、時にはフィードバックをしていきましょう。
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