【書評】「あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか」ビジネスに必要なのは知識やひらめきではなかった
博報堂やボスコンなどで論理的思考を叩きこまれた筆者が書いた、ヒットを生むアイディアの秘訣が書かれた本です。タイトルには「なぜ東大卒に勝てるのか」とありますが、何を隠そうこの筆者も東大卒なのです。
しかも関西屈指の進学校である灘高出身、知識や勉強の力では誰にも負けないはずです。しかし広告代理店やコンサルティングファームで働いて身につけた、学力とは別のビジネスで成功するために必要な力について書かれています。
普通、良いアイディアが浮かばない時は、自分の知識不足かひらめき不足だと感じてしまいますが、筆者は実はそうではないと言います。「論理的思考力」不足なのです。
といっても、これは思考の枠組みを学べば身につけられるとのことで、そういった論理的思考のコツが書かれています。具体例も豊富で、こういったテクニックをどうビジネスの場面で活用していくかといったことも学ぶことができます。
指示待ちの部下をもつ上司こそ読むべき
ビジネスをやっていて、今ひとつ突き抜けることができなかったり、指示した仕事はしっかりやるけれどそれ以上が出てこない指示待ちの部下がいる場合に読んでみると良いでしょう。
タイトルとは裏腹に東大卒であるが故の、知識の整理の仕方の上手さを感じる本ですが、それでもビジネスに活かす側としてはここに書いてあることをそのまま仕事に取り入れていけば、簡単に効果が実感できると思います。
特に、知識や発想力などの今からどうすることもできない資質とは違い、思考のフレームワークという誰でも身につけられる能力が紹介されているので実用性は高いです。
「考える」テクニックを身につける
特に軸を使って思考を整理する方法やMECEを意識した適切なアプローチは必読に値します。軸というのは、漠然と考えるのではなく基準を設定して考えるということで、価格で比較したり国別に比較したりといった手法です。
MECEとはMutually Exclusive and Collectively Exhaustive の略で、要するに漏れ無くダブりなく考えるということです。これらの思考法はコンサルティングファームなどに勤めている人にとっては常識かもしれませんが、知らない人にとっては一読の価値があります。
逆に言えば、高給を貰ってコンサルタントがしている仕事のやり方が、この本で分かるということです。高いお金を払ってコンサルを依頼するくらいならまずはこの本で学び、自分で考えてみることをオススメします。特に、考えることを毛嫌いしてしまう人にはオススメです。なぜなら、考えることは能力ではなく、テクニックだからです。
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