KPI管理ツール17選!エクセル・スプレッドシートでの管理方法、無料ツールを紹介

最終更新日:2025年11月18日

監修:株式会社gamba

 KPI管理は、あらゆる業界で必要とされている評価指標です。
これを理解しておくと、どの業界においてもマネージメント業務に活用できます。

この記事では、KPIの目的と活用法、おすすめKPI管理ツールをご紹介します。

KPI管理ツールとは

KPI管理ツールとは、組織の重要な数字(=KPI)を簡単に追跡・分析できるソフトウェアです。味方なんです。

例えば、営業成績やウェブサイトのアクセス数など、会社にとって大切な指標を一目で確認できるようにしてくれます。

最近のKPI管理ツールは進化しており、スマホでサクッと確認できたり、自動でグラフを作ってくれたり、さらには「この調子だと目標達成は厳しそうです」と教えてくれるものも存在します。チーム全員で情報を共有できるのでチーム一丸になって目標に進めます。

小さなチームならExcelでのKPI管理でも十分ですが、組織が大きくなるほどこうした専用ツールの恩恵は大きくなります。日々の作業時間を短縮して、より大切な考える時間を確保するために、KPI管理ツールの導入を検討しましょう。

そもそも、KPIの設定方法とは?

具体的なKPIの立て方をご説明します。

参考記事:KPIとは?KGIとの違いからメリット、設定方法まで具体例つきで解説

1.目標の明確化

はじめに「自分の組織(チーム)はどこを目指しているのか?」という”目標”を関係者間で明確にします。例えば以下が該当します。

  • 「今年度末までに利益◯円達成」
  • 「期末までに売上◯円達成」

2.現状と目標とのギャップを確認

目標が明確になったら現状とのギャップを確認します。現状のまま進むと、目標とどれほど乖離が出るのか確認しましょう。
このギャップを埋めるための具体的な方法が「CSF(=Critical Success Factor)」、数値目標が「KPI(=Key Performance Indicator)」です。

3.プロセスの確認・モデル化

   例として、営業職を想定して、現状のままでは売上目標を達成できない場合を考えてみます。

・売上を向上させる方法を考えるために、売上が構成される要素(プロセス)を確認します。営業ニオにおいて売上が構成される要素は一般的には「提案数×受注率×平均販売単価」で表現できます。

・売上は「提案数」×「受注率」×「平均単価」の要素で構成されることがわかりました。売上を向上させるためにそれぞれの要素を改善する方法を検討します。

4.CSFの設定

ステップ3の例で、目標達成には提案数、受注率、平均販売単価のいずれかを上げる方法を検討する必要があることがわかりました。
この中から一番重要な要素をCSF(=Critical Success Factor:事業成功の鍵)と設定します。何を成功の鍵とするかは状況により様々ですが、「自分の努力で改善しやすい要素はどれか?」を検討すると設定しやすいです。CSFを設定することができれば、目標を達成するためにどの程度CSFを改善すれば良いか計算する(「いつまでに、何を、どれだけ行うか」を決める)ことでKPIの設定が完了します。

KPI管理ツールを利用するメリット

「また新しいツール?面倒くさそう…」と思われるかもしれませんが、KPI管理ツールを使うことで得られるメリットは意外と大きいんです。

KPIの進捗を可視化できる

「数字ばかり見てもピンとこない」という経験はありませんか?KPI管理ツールの最大の魅力は、複雑な数字をわかりやすくグラフなどに変換してくれること。パッと見ただけで「今月はここが伸びてるんだ」と分かります。

例えば営業目標の達成度を棒グラフで表示すれば、チームの状況の推移も一目瞭然。「このままじゃ今期の目標に届かない」という危機感も共有できますよね。

実際の企業の事例:KPI管理で課題のボトルネックが明確に。成約数が1.7倍に増加!

データ集計・分析を効率化できる

毎月恒例のレポート作成で徹夜…なんて経験がある方も多いのでは?KPI管理ツールを使えば、データの集計が自動化されるので、その時間を別の業務に回せます。

入力ミスもなくなるのでチェック作業も不要に。データが自動で更新されるので、いつでも最新の状況を確認できるのも嬉しいポイントです。

迅速に改善できる

「先月からこの数字が下がってる…」と気づいた時、すぐに行動できるかどうかは大きな差になります。KPI管理ツールなら異変にすぐ気づけるので、問題が大きくなる前に対策を打てます。

例えば、サイトの離脱率が突然上がったら、サイトのどこに問題があるか調査を始められます。月末の集計を見てから気づくのでは手遅れになることも少なくありません。

実際の事例:日報で”目標と結果のギャップ”を把握。 取扱高が前年比30%増に

全従業員がKPI管理に関われる

メンバー全員が数字を意識することで、組織は強くなります。優れたKPI管理ツールなら、役職や部署に合わせた画面を表示できるので、新人さんでも「自分の活動がどう会社に貢献しているか」が分かります。営業マンは自分の成約率を、カスタマーサポートは解決時間を、マーケターはコンバージョン率を…それぞれが自分のKPIを意識することで、会社全体のパフォーマンスが上がっていきます。

実際の事例:メンバーの情報格差がなくなり、業務効率化を達成。数字への意識もアップ

より精度の高い経営判断が可能になる

KPI管理ツールを使えば、過去のトレンドやリアルタイムのデータに基づいた判断ができるようになります。

例えば、「A商品は夏場に売上が伸びる」「B地域では週末の広告効果が高い」など、データから見えてくるパターンを活用すれば、より効果的な戦略が立てられます。

KPI管理ツールでできること

KPI管理ツールは数値を記録するだけではなく、目標設定から進捗の可視化、改善アクションの促進まで幅広くサポートします。組織の成長を効率的に支えるために、以下のような機能が搭載されています。

データ管理複数のデータソースから自動収集・統合、テンプレートによる入力支援、モバイル対応
可視化・分析ダッシュボード、グラフ・チャート表示、トレンド分析、予測分析
目標管理KPIツリーの作成、進捗率の自動計算、未達成時のアラート通知
レポート・共有定期レポートの自動作成、リアルタイム共有、権限管理、通知機能
連携機能CRM・SFA・ERPとのAPI連携、Excel/CSV出力、クラウド連携

KPI管理ツールの種類

「KPI管理ツールが必要なのは分かったけど、どんな種類があるの?」という声にお答えします。目的や規模によって最適なツールは変わってきます。ここでは代表的なツールの分類をご紹介します。

エクセル・スプレッドシート

Microsoft ExcelやGoogle スプレッドシートは、専門的になりすぎず、手軽に始められるKPI管理ツールと言えます。追加コストがほとんどかからず、すでに使い方を知っている人も多いので、新しい操作を覚える必要もありません。関数やピボットテーブルを駆使すれば本格的な分析もできますし、グラフ作成も簡単です。小規模なチームではまずExcelから始めるのがおすすめです。

難点としてはデータ量が増えてくると処理が重くなったり、複数人での同時編集が難しい点です。使っていく上で課題を感じたら、次のステップとして他の専門的なソフトを検討しましょう。

SFA / CRM

営業に注力している企業ではSFA(営業支援システム)やCRM(顧客関係管理システム)がぴったりです。これらは営業活動や顧客との関係性に関するKPIを管理するのに特に優れています。

商談数や顧客獲得コストなどの営業活動に必要な指標を集計・分析してくれます。「Aさんの成約率が下がっている」「Bさんへのフォローが遅れがち」といった課題もすぐに見つけられます。

SalesforceやHubSpotなど、選択肢は豊富です。使いやすさを重視したツールも増えているので、ITに詳しくなくても簡単に使いこなせるようになっています。

BIツール

「もっと本格的にあらゆるデータを分析したい」という要望にこたえてくれるのが、BI(ビジネスインテリジェンス)ツールです。Power BI、Tableauなどが該当します。

BIツールの長所は様々なデータを組み合わせて高度な分析ができること。基幹システムのデータ、Webアクセスログ、顧客情報など、あらゆるデータを組み合わせて分析できます。

初期費用や導入の手間はかかりますが、「データをもっと活用して競合に差をつけたい」「部門を超えた横断的な分析をしたい」という場合には、強力な武器になるでしょう。

予算・経営管理とKPI管理を一元化したタイプのツール

予算や財務情報とKPIを統合的に管理できるツールは、経営企画部門や管理職にとって大きな助けとなります。数値の一元化により、経営判断を迅速かつ正確に行えるのが特長です。代表的なツールを紹介します。このタイプのツールは、単なるKPI管理を超えて経営そのものを支えるプラットフォームとして利用できます。

  • Scale Cloud:予算とKPIを同時に管理し、ボトルネックを数秒で把握可能。
  • Loglass:予実管理に強く、表計算ソフトと連携してスムーズに予算策定を実現。
  • Manageboard:KPIと財務データを連動させ、ドリルダウン形式で詳細分析が可能。

KPI管理に特化したタイプのツール

「KPIの進捗をすぐ確認したい」「操作はシンプルが良い」というニーズに応えるのがKPI特化型ツールです。余計な機能を省き、直感的に数値を把握できる点が魅力です。

  • MIERU:1クリックでKPI推移を確認でき、折れ線グラフで見やすく表示。
  • banto:チャットボットで進捗を自動収集。日報作成の手間を削減します。
  • Goalous:OKRベースでKPIを管理。目標と業務の紐づけが明確にできます。

KPI管理ツールの選び方

目的や課題によって最適なツールが変わります。自社に合ったものを選ぶポイントをご紹介します。

管理できる指標は何か

まず確認したいのは自社で追いたい指標が管理できるかどうか。例えば、営業部門なら「商談数」「成約率」、ECサイトなら「コンバージョン率」「リピート率」など、業種によって重要なKPIは違います。

目的に沿った機能が揃っているか

導入の目的を明確にして、それに合った機能を持つツールを選ぶことが大切です。例えば、「経営会議で使う資料としても利用したい」なら、レポート自動作成機能やグラフの多様性などが重要になります。「現場スタッフの日々の行動改善に活かしたい」なら、モバイル対応やアラート機能が便利です。

既存システムと連携できるか

新しいツールを導入する際に見逃しがちなのが既存システムとの連携です。すでに社内で使っているシステムとスムーズに連携できるか確認しましょう。API連携ができるか、共通のデータを扱うことは可能か、などがポイントです。セキュリティポリシーやIT管理体制も、既存システムとの整合性を考慮して選びましょう。

拡張性

会社の成長に合わせて利用するメンバーはどんどん増えていきます。最初は少人数で使えても、将来チームや部門が拡大したときに対応できなければ不便になります。ダッシュボードの数や登録できる指標数に制限がないかを事前に確認しておきましょう。

コストと効果のバランス

KPI管理ツールには無料から数万円かかるものまで利用料に幅があります。ここで大切なのは、「費用に見合う効果が得られるか」です。ツールで節約される時間により、どのくらいのコストが軽減できるかなど、仮説を立ててみましょう。例えばこのツールを利用することで会議での意思決定がどのくらい効率化できるのか、といった観点などから考えてみましょう。

セキュリティ

KPIは会社の売上や顧客データなど、重要な情報を扱います。そのため、セキュリティ対策がしっかりしているかは必ず確認しましょう。アクセス権限を設定できるか、データが暗号化されているかなどをチェックすると安心です。特に社外からもアクセスする場合は、セキュリティ基準の高いサービスを選日ましょう。

サポート体制と使いやすさ

ツールは導入するだけではなく、実際に使いこなせるかが成功のカギです。直感的に分かりやすい画面かどうか、スマホからも使えるかは重要なポイントです。また、トラブルが起きたときに相談できるサポートやマニュアルについても確認しましょう。

無料で使用できるKPI管理ツール

Google スプレッドシート・リアルタイム共同編集
・基本的なグラフ作成
・簡単な関数計算
・テンプレート利用
・複雑な分析機能は限定的
・大量データ処理時の動作が重い
・高度な可視化機能なし
Microsoft Excel Online・基本的なExcel機能
・グラフ・ピボットテーブル作成
・共同編集機能
・OneDrive連携
・デスクトップ版より機能制限
・同時編集者数に制限
・オフライン利用不可
Zoho Analytics(無料プラン)・2ユーザーまで利用可能
・10,000行までのデータ処理
・基本的なダッシュボード作成
・15種類以上のチャート
・データ容量制限(10,000行)
・ユーザー数制限(2名まで)
・高度な分析機能は有料
Google データポータル・無制限のレポート作成
・Google サービスとの連携
・リアルタイムデータ更新
・共有・埋め込み機能
・Google以外のデータソース連携に制限
・カスタマイズ性に限界
・サポートが限定的
Grafana(Community版)・高度なダッシュボード作成
・多様なデータソース対応
・アラート機能
・オープンソース
・技術的知識が必要
・セットアップが複雑
・サポートなし
Apache Superset・豊富な可視化オプション
・SQLクエリ実行
・ダッシュボード共有
・オープンソース
・技術的な導入・運用知識必要
・サポートなし
・セキュリティ設定が複雑
Tableau Public・高度な可視化機能
・インタラクティブなダッシュボード
・豊富なチャート種類
・Web公開機能
・データは必ず公開される
・プライベート利用不可
・データ容量制限(1GB)
Power BI(無料版)・基本的なレポート作成
・Excel連携
・クラウド公開機能
・モバイルアプリ対応
・1GBストレージ制限
・共有機能に制限
・リアルタイム更新なし
MIERU(無料トライアル)・30日間無料試用
・1クリック操作
・シンプルなKPI管理
・進捗可視化
・無料期間は30日間のみ
・トライアル後は有料
・機能制限あり
Bitrix24(無料プラン)・12ユーザーまで利用可能
・基本的なプロジェクト管理
・タスク管理
・レポート機能
・ユーザー数制限(12名)
・ストレージ制限(5GB)
・高度な分析機能は有料

予算・経営管理とKPI管理を一元化したタイプのツール・アプリ

DOMO

DOMOは、膨大なデータをノーコードで統合・可視化できるビジネスインテリジェンス(BI)プラットフォームです。あらゆるデータソースと連携でき、リアルタイムでKPIダッシュボードを作成できるため、データドリブンな意思決定を強力にサポートします。

  • ノーコードで作れる豊富なデータ可視化ダッシュボード
  • クラウド・オンプレ・アプリなど数百種類以上のデータ連携
  • データのETL(抽出・加工・統合)機能と自動更新
  • アラート・共有・コラボレーション機能

公開価格なし(要問い合わせ)

※企業規模や利用データ量に応じたカスタム見積もり制。

おすすめしたいユーザー

  • 複数のデータをまとめて一元管理したい企業
  • 既存のBIツールでは扱いきれない大量データを可視化したいチーム
  • データ分析を高速化したい経営層・マーケティング部門・営業部門

公式HP

https://www.domo.com/jp

Scale Cloud

「PLとKPIの一元化で予算の達成率を高める」を謳う経営マネジメントシステムです。結果指標(PL・売上等)だけでなく、先行指標(リード数・商談数等)までを含めて可視化・予測できる点が特徴です。 

  • 結果指標・先行指標をKPIツリーで整理し、可視化・管理 
  • フォーキャスト(未来予測)機能:先行指標から結果指標を逆算思考で把握できる 
  • チーム・組織での共通認識/リアルタイム共有(部門長から経営者まで) 
  • 専門コンサル支援付き:KPI設計・定着化までの伴走支援あり 

月額10万円から導入可能という案内があります。
 ※具体的なプラン分けやユーザー数・機能制限など詳細は要問い合わせ。

  • 経営層・管理部門(財務・事業企画部など)が、PL・予実・KPIを横串で見える化したい企業
  • 先行指標(リード数、商談数など)を使って、事業推進を「逆算」で設計したい事業部門

https://scalecloud.jp/

bixid(ビサイド)

会計データを取り込むだけで自動集計・可視化できる、中小企業向けの経営管理クラウド。財務とKPIをまとめて管理でき、数字の見える化が簡単です。

  • 会計ソフト連携による自動集計・グラフ化
  • KPI設定・実績入力・レポート作成
  • 予算・実績・資金繰り・キャッシュフローの可視化

3種類のプランがあり月6,000円から。それぞれのプラン詳細は問い合わせが必要です。

  • 毎月の数字を簡単に見える化したい経営者
  • 財務とKPIを一元管理したい中小企業
  • 顧問先管理を効率化したい会計事務所

https://bixid.net

Sactona

Excelをそのまま活用できるクラウド型経営管理システムで、予算・実績・KPIを一元管理し、管理会計・経営管理の高度化を支援します。 

  • 予算編成・予実管理・見込管理 
  • KPI設定・リアルタイム可視化ダッシュボード 
  • Excelインターフェースによる親しみやすい操作性 

個別見積もり。 

  • Excelベースで既存の報告書がある企業で、それを活かしてKPI・予実を管理したい経営層・管理部門。
  • 部門数が多く、部門別/製品別/事業別で数値管理を効率化したい中堅~大手企業。
  • 迅速に導入して、経営管理をデータドリブンに転換したい企業。

https://www.outlook.co.jp/sactona/

Loglass

社内に散在する財務データ・KPI・予算・実績などをワンクリックで集めて統合し、クラウド上で「予実管理・分析・報告」をスピーディに実現できる経営管理クラウド。 

  • 各部署・形式が異なるデータ(計画データ/実績データ)をそのまま取り込み・統合データベース化。 
  • 多軸分析/タグ設定/ドリルダウン分析により、“見たい切り口”で分析可能。 
  • ダッシュボードでリアルタイム可視化、レポート・帳票の自動生成。 
  • 「計算科目機能」により、EBITDA・ROE・MAUなど任意KPIを設定・可視化。 

個別見積。

  • 複数のデータソースを使って、経営判断を高速化したい中堅〜上場準備企業。
  • 既にエクセル/スプレッドシートで予実管理しているが、属人化・時間コストに課題を感じており、ツール化を検討している経営企画部。
  • KPIを財務指標と結びつけて構造的に分析したい、あるいは子会社・部門横断でモニタリング・共有を強化したい企業。

https://www.loglass.jp

評価三昧

業務・業種を問わず幅広い人事評価制度に対応しています。評価シートの種類・プロセスの数・評価項目の設定に制限がなく、柔軟な制度運用が可能です。 

また、中小企業向けクラウド「ざんまいクラウド」では、月額1アカウント100円~という低価格スタートを実現しています。 

  • 目標管理・行動評価・能力評価・自己申告・多面評価(360°フィードバック)など標準搭載。 
  • 評価プロセス(申請→承認→フィードバック)進捗管理、メール通知、評価分布分析、過去評価の参照など運用支援機能あり。 
  • テンプレート活用による迅速な運用開始。業種/職種/等級別の評価シート区分設定も自在。 
  • クラウド版「ざんまいクラウド」では、月額基本料金:1アカウント100円から。 (機能などによって追加料金)
  • 詳細な利用条件(初期費用、最低契約期間、ユーザー数)は要問い合わせ。 
  • 評価制度の運用をExcel/紙で行っており、業務効率化・制度定着化を図りたい企業。
  • 多様な職種・役職・部門別に異なる評価制度を持つ企業で、制度を柔軟に反映させたい管理部門。
  • 中小企業で、低コストから人事評価システムを導入したい企業(特に「ざんまいクラウド」)にも適しています。

https://k2-infinities.jp/package/hyouka-zanmai

Quantee

セールス・マーケティング領域に特化したKPI進捗管理ツールで、組織・チーム・施策・メンバーなどあらゆる軸でKPIを可視化しやすく設計されています。 

  • 組織・施策・メンバー別のKPI設定・進捗可視化 
  • オンライン/オフライン施策を含む売上までの指標を一気通貫で捉える管理機能 
  • カスタムダッシュボード、Excel/CSV連携、他ツール連携(CRM・MA・SFAなど) 

公開価格は明示されておらず、個別見積もりとなっています。 

30日間の無料トライアルが可能。

  • セールス・マーケティング部門で、施策の成果/KPIを明確に把握・改善したい企業
  • 施策毎・メンバー毎の数値管理が必要で、属人的な管理から脱却したい組織
  • 多数の施策/チャネル(オンライン・オフライン)を展開しており、指標が複雑な企業

https://quantee.jp

Zoho Analytics

クラウド型のセルフサービスBI(ビジネスインテリジェンス)プラットフォームで、500 以上のデータソースと連携、ドラッグ&ドロップで可視化、AIアシスタント「Zia」による洞察生成まで対応しています。 

  • 多様なデータソース(データベース、ファイル、クラウドサービス)からのデータ統合・ライブ接続 
  • データ準備・クレンジング・変換機能(Data Prep統合) 
  • 50種以上の可視化テンプレート、ダッシュボード作成・ドリルダウン分析対応 
  • レポート共有・埋め込み、スマホでの閲覧も可能 

機能や規模によってプランが複数あり、月/2,880円から。
無料お試しが可能。

  • 複数のシステム・サービスからデータを集めてKPI/ダッシュボード化したい中堅〜大企業
  • 非IT専任でも使える可視化・分析ツールを探している管理部門
  • セルフBI導入でデータ活用を加速したいマーケティング/営業部門

https://www.zoho.com/jp/analytics

Manageboard

財務三表(PL/BS/CF)からKPIまで一元管理できるクラウド型予実管理・経営管理プラットフォーム。財務データとKPIを連動させて、経営判断を迅速化できます。 

  • 会計ソフトと連携し、実績データの取り込み・自動集計。 
  • 財務三表(PL・BS・CF)を連動して予算策定・予実分析。 
  • KPI(問い合わせ数、受注件数など)と財務数値を紐づけて分析。 
  • レポートやダッシュボードのカスタマイズ出力、業績シミュレーションも対応。 

初期費用+月額料金の構成になっており、2種類のプランが用意されています。(詳細な料金は問い合わせ)

  • 財務・経営企画部門で、財務データとKPI指標を結びつけて管理・分析したい企業。
  • 部門別・事業別にKPIがあり、経営トップ・管理部門向けにリアルタイムに数値を共有・可視化したい会社。
  • Excelやスプレッドシートでの集計に時間を取られており、クラウド化・自動化を検討している中堅企業以上。

https://service.manageboard.jp/

Microsoft Power BI

Microsoft Power BIは、企業が保有するさまざまなデータソースを統合・可視化し、KPIや実績、トレンドなどを直感的に把握できるBIツールです。特徴としては、ドラッグ&ドロップの操作でダッシュボードを作成でき、AIによる分析支援機能も備えている点が挙げられます。

  • 多様なデータソースからの取り込み・統合。
  • レポート・ダッシュボードの作成/共有。リアルタイムで数値を可視化。
  • AI支援機能により、専門知識がなくてもデータから洞察を得やすい。
  • Excelとの親和性が高く、エクセルで管理していたKPIやデータをBIツールへ移行しやすい。
  • モバイル・ウェブ対応で、場所を問わず閲覧・意思決定が可能。
  • 無料プラン(Power BI Free):個人利用向けで作成・閲覧は可能だが、共有機能に制約あり。
  • Power BI Pro:月額 ¥2,098/ユーザー(年契約)から。共有・共同作業を想定した一般的なプラン。
  • Power BI Premium Per User:月額 ¥3,598/ユーザー(年契約)から。大規模データや高頻度更新、追加機能が必要な場合。
  • 多数のデータソース(Excel・クラウドサービス・オンプレミスDB)を手元にもち、KPI/実績数値を統合して可視化・共有したい企業。
  • エクセルやスプレッドシートでKPI管理をしており、そろそろツール化・自動化を検討している中堅〜大企業。
  • 部門横断的に数値共有・分析を行いたい、管理部門・経営企画部やマーケティング・営業部門など。
  • 将来的にデータ分析を進めてAIやセルフサービスBIを活用したいと考える組織。

https://www.microsoft.com/ja-jp/power-platform/products/power-bi

KPI管理に特化したタイプのツール・アプリ

日報アプリgamba!(ガンバ)

gamba!は日報と目標(KPI)管理で振り返りを習慣化するアプリです。
日報に数値報告が加わることで、各メンバーの進捗や動きがよくわかります。
また、売上や契約数など、目標達成状況をグラフで可視化します

  1. 現場の状況を見える化: gambaはスマートフォンとPCで使える日報アプリで、現場の状況をリアルタイムで把握できます。写真や動画も無制限で添付可能です。
  2. 社内コミュニケーション活性化: 既読の確認ができ、リアクションも簡単にできるため、社内のコミュニケーションが活発になります。
  3. 業務効率化: テンプレート機能があり、報告内容を統一できます。また、目標管理(KPI)機能で、進捗を数字で管理できます。
  4. 多機能: 社内報、目標管理、チャットなど、多くの機能が一つに統合されています。
  • 初期費用は0円で、1ユーザー/月は980円からとなっています。無料お試しが15日間可能です。

業務効率を上げたい企業: テンプレート機能で報告を効率化し、ペーパーレス化も進められます。

現場の状況を把握したいマネージャー: 目標管理機能でKPIを設定し、進捗を数字で確認できます。

コミュニケーションを活性化したいチーム: 既読やリアクション機能で、メンバー間のコミュニケーションがスムーズになります。

https://www.getgamba.com/

Goalous(ゴーラス)

チームや個人の目標(ゴール)を“見える化”・“共有”するSNS型の目標管理ツール。目標設定から活動報告、進捗共有までがオープンに行える仕組みで、組織の連携とエンゲージメントを高める設計です。 

  • 目標をオープンに設定し、チーム全員が閲覧可能。 
  • 写真付きで「どんな活動をしたか」を投稿・共有できる「フォトアクション」機能。 
  • SNS風の投稿・コメント・サークル(グループ)機能で、目標へのコミュニケーションを活発化。 
  • 多言語対応(25ヵ国語) により多拠点・グローバルチームでも活用可能。 

初期費用+基本料金の構成。初期費用は別途見積もり。 
基本利用料金が月額 30,000円~(税別) から。
オプションとして翻訳機能・評価機能・サークル機能など追加オプションあり。

  • 目標設定とその進捗を“見える化”して、チーム全体の動きを強めたい企業・組織。
  • テレワーク・多拠点・多言語チームで、コミュニケーションを活発化させたいマネジメント層。
  • SNS型の軽いインターフェースで目標管理を始めたい企業。

https://www.goalous.com/intl/ja

MIERU(ミエル)

漏れやすいKPIの数値入力・集計・推移確認をワンクリック操作で可能にし、誰でも簡単に「数値が見える化」できるクラウド型KPI・日報管理ツールです。 

  • KPIパネルによる数値/テキスト入力、月次・週次の集計・折れ線グラフの推移表示。 
  • ◯/✕入力(成功・失敗)モードや割合(割り算)計算にも対応。 
  • パソコン・タブレット・スマホでアクセス可能、クラウドなのでどこからでも更新・閲覧可。 
  • 初期費用:0円。
  • 月額プラン:1ユーザー \440(税込)/月(ボード数100・パネル数16) 
  • 年額プラン:1ユーザー \3,960(税込)/年。 
  • 30日間無料体験あり。 
  • KPI/日報管理をスプレッドシートや手作業で行っており、「もっと簡単に」「入力・集計コストを減らしたい」と感じている企業やチーム。
  • 部門・チームのKPI数値を定常的に把握し、モチベーションアップや見える化を図りたい中小企業。
  • 導入コストを抑えてまずは「使えるKPI管理ツール」を試してみたい担当者・経営者。

https://mieru.info/

MIRO

  • オンラインホワイトボード形式で、チーム全体がリアルタイムに共同編集できるツール。
  • KPI管理・OKR設定などのテンプレートが豊富に用意されており、戦略設計から数値管理まで視覚的に整理できます。 
  • 無料プランで始められるため、まずKPI可視化の入口としても使いやすい。 
  • KPIツリー/OKRボードなど、あらかじめ用意されたテンプレートで迅速に立ち上げ可能。 
  • ボード上で図形・付箋・コメント・リンクなどを駆使し、目標とKPIの関係を可視化。 
  • 複数ユーザーが同時にアクセス・編集できるため、チームの“見える化”・共通理解を促進。 
  • 無料プランあり
  • より高度な機能や大規模チーム向けに有料プランが複数あり。月額1,160円1ユーザーから。
  • KPIやOKRを設計し始めたばかりの中小〜成長フェーズの企業。
  • 管理部門・戦略企画部が“どのKPIを追うべきか”をチームで議論して可視化したいとき。
  • Excelやスプレッドシート中心で設計していたが、視覚化・共有・コラボレーションを強化したい組織。

https://www.miro.com

KPI FIRE

KPI Fire は、戦略目標から KPI や改善プロジェクトまでを一元的に管理できるクラウド型ソフトウェアです。

特に、製造業や業務改善を重点に置く組織向けに、改善アイデアの収集から実行・効果測定までを支援する機能が豊富に備わっています。

  • KPI管理:目標値/実績値/アラート(赤・黄・緑ゾーン)による可視化。
  • プロジェクト・ポートフォリオ管理:改善プロジェクトをまとめて管理・進捗追踪。
  • アイデア収集(Idea Funnel):従業員から改善案を集めて評価・実行に移すワークフロー。
  • 戦略実行支援:戦略目標(Hoshin Kanri、バランス・スコアカード等)と KPI の紐付け。
  • モバイルアプリあり:現場からの入力・アイデア提出が可能。
  • 公開されている定額プランは少なく、カスタム見積もり制となっています。
  • 製造業、事業運営改善、業務改革を進めており、KPI・改善プロジェクトを構造的に管理したい中〜大規模企業。
  • 戦略立案から実行・改善までをフォローできる仕組みを整えたい経営企画部・オペレーション部門。
  • 各部門から改善アイデアを吸い上げて、数値・プロジェクト・成果をひとつにまとめて管理したい管理職。

https://www.kpifire.com

KPI Master

KPIツリーの作成に特化したツールで、事業のKGIから逆算して追うべきKPIを「ロジックツリー×表計算」で構造化できます。 

  • KPIツリー自動構造化:KGI→KPIをツリー形式で可視化。 
  • 四則演算・シミュレーション機能:ツリー上で数値の変更が関連KPIに反映される。 
  • コメント・吹き出しでチーム内共有・備考管理。 

無料利用が可能。(2025年時点)

  • 「どのKPIを追うべきか分からない」「感覚的に経営している」と感じている事業責任者・管理部門。
  • KPI設計・数値分解をExcelや手作業で行っており、可視化・共有を簡便化したい中小企業。
  • チーム内でKPIの構造を共有し、ボトルネックの定量的把握を進めたいマーケティング・経営企画部門。

https://kpi-master.com

SIMPLE KPI

クラウド型のKPIダッシュボード&レポート管理ツールで、複雑なデータを直感的に可視化・共有できるよう設計されています。データのインポート(エクセルなど)や他ツールとの連携も強み。

  • リアルタイムダッシュボード/KPIトラッキング/分析機能。
  • レポート作成・PDF/Excelエクスポート、共有機能。
  • 他アプリ(Microsoft Excel、Google Sheets、Zapier経由で8,000以上のアプリ)との連携。
  • 月額 約US$99 から(年間契約時割引あり)という情報あり。
  • 無料トライアルあり。
  • 多数のKPIを追っており、ダッシュボードで可視化・共有したい中小〜成長企業。
  • Excel/スプレッドシートでKPI管理を行っており、ツール化して効率を上げたいチーム。
  • 複数のデータソースや外部アプリとの連携が必要な営業・マーケティング部門。

https://www.simplekpi.com

ExcelでKPIを管理するデメリットとは?

組織では、Excelで管理している方も多いのではないでしょうか。ExcelでKPI(Key Performance Indicator)を管理する場合、いくつかのデメリットも考慮する必要があります。

手動更新の負担

Excelは自動でデータを更新する機能が限られているため、定期的な手動更新が必要です。これが時間と労力を要し、特に大量のデータを扱う場合はその負担は大きくなります。

データの整合性

複数人が同じExcelファイルを編集すると、データの整合性が失われる可能性があります。バージョン管理が難しく、誤って古いデータを使用してしまうリスクもあります。

スケーラビリティの問題

ビジネスが成長するにつれて、データ量も増加します。Excelは大量のデータを効率的に処理するのには限界があり、その点でスケーラビリティに欠けます。

セキュリティリスク

Excelファイルはメールで簡単に送れるため、誤って機密情報が第三者に漏れる可能性があります。また、パスワード保護などのセキュリティ機能が限られています。

高度な分析の制限

Excelは基本的な数式やグラフは作成できますが、高度なデータ分析や複雑なビジュアライゼーションには向いていません。そのような場合は専用のBI(ビジネスインテリジェンス)ツールの使用が推奨されます。

まとめ

KPI管理は、組織が目標を確実に達成するために欠かせない取り組みです。Excelやスプレッドシートでも管理は可能ですが、手間やデータ不整合といった課題を抱えやすく、長期的には限界があります。  

専用のKPI管理ツールを導入すれば、数値の入力や集計が自動化され、進捗がグラフで直感的に確認できます。また、リアルタイムで状況を把握できるため、迅速な改善行動や的確な経営判断にもつながります。  

ツールには「予算・経営管理と一元化できるタイプ」や「KPIに特化したシンプルなタイプ」など、さまざまな種類があります。自社の目的や規模、現場の使いやすさを考慮して選ぶことが大切です。  

本記事で紹介したツールや選び方のポイントを参考にしながら、自社に合ったKPI管理方法を導入し、日々の業務改善と目標達成に役立ててください。  

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