所感の書き方とは?【例文付き】感想との違いやネタの探し方・ビジネス場面別まとめ
監修:株式会社gamba

報告書など、さまざまな場面で所感を求められるんですが、書き方をいつも悩みます…。
所感の書き方のコツについて解説するよ。自分をアピールするチャンスだと思って積極的に書いてみよう。
日報を書くときに「所感」欄に何を書けばいいのか悩んだことはありませんか?本記事では、「所感」と「感想」の違いや所感の書き方のコツ、さらにすぐ使える例文集をわかりやすくご紹介します。日報作成で「何を書こう…」と迷ったときに、ぜひ参考にしてください。
所感とは
所感とは、辞書に従うと「心に感じたこと」で概ね「感想」と同じように使用されることが多いですが、上司に評価されたいなら単なる感想文で書いて終わるのは勿体ありません。
業務の課題点や改善できそうな点を提案することで、あなたがどんな視点で業務に臨んでいるのかアピールできます。
「所感」と「感想」の違い
感想とは、「面白かった」「難しかった」など、自分の感じたことをそのまま述べます。一方、所感は感想から一歩深めて
・なぜそう感じたか(分析・考察)
・今後どうするべきか(改善策など)
といったような意見や主張を含みます。
| 項目 | 感想 | 所感 |
|---|---|---|
| 内容 | 感じたことそのまま | 感じたこと+考察・行動 |
| 深さ | 表面的 | 分析・提案を含む |
| ビジネス向き | △ | ◎ |
| 例 | 「難しかった」 | 「難しかった→次回は○○を準備する」 |
「所感」と「所見」の違い
「所見」とは、観察や調査を通じて得られた事実や結果を表す言葉です。一方、「所感」は、自分の感想や意見を表現する言葉です。所見は客観的な情報に基づくのに対し、所感は主観的な意見が含まれます。両者は表現の性質が異なります。
所感を書く意味
- 課題と改善点を考えながら仕事をするきっかけになる
- 上司や同僚にあなたの考えをアピールする機会になる
- 具体的な提案を通して、組織全体の改善につながる
所感を書くことは自分自身と自分自身への評価、そして組織全体にもメリットがあります。
所感の書き方のコツとは
目標の達成度を振り返る
目標が定められている場合は「その日の目標をどのくらい達成できたか」を振り返りましょう。
その目標は達成できたのか、できなかったのであればどのくらいできなかったのか。
具体的に何件活動して「定量的」にすると周りに伝わりやすいです。
結果をより良くするために出来ることを考える
もし目標を達成できていれば、何が良かったのかを書きましょう。達成できていなかったのであれば、何が改善できるかを書きましょう。先ほど同じく数字で表現すると読み手に伝わりやすくなります。
前向きな表現を意識する
所感を書くときは、課題や反省点をそのまま書くのではなく、なるべく前向きな言葉に変換しましょう。例えば「失敗してしまった」だけで終わらず、「失敗したが次回は○○を工夫すれば改善できる」と続けると、建設的で前向きな印象を与えられます。読む上司や同僚も、改善の姿勢を感じ取りやすくなり、評価や信頼につながります。
相手の立場を踏まえて書く
所感は自分の振り返りであると同時に、上司や同僚が読む文書でもあります。そのため「相手が知りたいこと」「チームに共有したい気づき」を意識して書くのが大切です。自分の努力や成長に加えて、周囲の役に立つ視点や学びを含めると、組織全体に貢献できる内容になります。
具体例を交えて伝える
所感を抽象的にまとめるのではなく、できるだけ具体例を交えて書きましょう。「今日は顧客対応が難しかった」よりも「○○社の担当者との面談で△△の質問に答えられなかった」と具体的に書くと、状況が明確に伝わります。数字や実際の行動を添えることで説得力が増し、より評価される所感になります。
学びや次の行動につなげる
単なる感想で終わらせず、「この経験から学んだこと」や「次にどう活かすか」まで書くと、成長意欲を示せます。例えば「時間管理が不十分だった」ではなく、「今後はタスクを優先順位ごとに整理し、開始前にスケジュールを確認する」と具体的な行動に落とし込むと効果的です。所感を通じて自己改善の姿勢を伝えましょう。
所感の書き方【4ステップ】
所感を上手に書くには、以下の4ステップを意識するのがおすすめです。
ステップ1:事実・結果を整理する
まずその日・その場面で「何が起きたか」「どんな結果だったか」をまとめます。
数字を使うと読み手に伝わりやすくなります。
例:「今日は架電目標50件に対して実績は35件(達成率70%)だった」
ステップ2:自分の意見・考察を加える
事実に対して「なぜそうなったのか」「どう感じたか」という自分なりの分析を加えます。ここが感想との一番の違いです。
例:「午後にトークスクリプトを見直したことで後半の成約率が上がったと考えられる」
ステップ3:課題・改善点を挙げる
結果が良くても悪くても、さらに良くするためには何が必要かを考えます。ネガティブな内容も「次につながる言葉」に変換しましょう。
例:「新規リストへのアプローチが不足していたため、ターゲット選定の見直しが必要」
ステップ4:次のアクションを書く
「次はこうする」という具体的な行動に落とし込むことで、所感が単なる感想ではなく成長につながる記録になります。
例:「明日は既存顧客フォローに集中し、午前中に10件コールする」
所感のネタ探し6つの視点
「書くことが思いつかない」という方は、以下の6つの視点から一日を振り返ってみましょう。一つでも当てはまれば所感のネタになります。
① 成し遂げたこと
今日できたこと・達成したことを書き出す。小さな成功でも積み重ねが大切です。
② 学んだこと
業務を通じて新しく知ったこと、気づいたことを記録する。
③ 疑問・気になった点
「なぜこうなるのか?」と感じた場面を書き留めておく。疑問が改善のタネになります。
④ 改善できそうな点
「もっとこうすればよかった」「このやり方は非効率では?」という気づきを素直に書く。
⑤ 組織・チームへの気づき
チームの動きや職場の雰囲気から感じたことを共有する。組織改善のヒントになります。
⑥ 仮説・試してみたいこと
「もし〇〇したらどうなるか?」という仮説をメモしておく。次のアクションにつながります。
場面別・所感の例文集
レポートや報告書においての所感の例文を紹介します。書き方の参考として自分の状況にアレンジしてください。
目標が達成できた場合の所感の例文
今日は50件の目標に対して、結果は100件、達成率は200%だった。
トークスクリプトを作りスムーズに話を進められたことが要因と考えられる。
ただし情報を聞き出すことに苦戦したので、今後はより具体的な質問をすることで改善していきたい。解説:
達成した事実だけを書くのではなく、自分なりにその要因を分析しましょう。後も同じ結果(再現性)を出すためにはどうすれば良いかも書けるとより良い評価を得られます。
目標を達成できなかった場合の所感の例文
本日は架電50件の目標に対して25件の実績(達成率50%)となりました。新規アポイントが取れなかったことが主な要因です。現在のアプローチリストでは反応が薄いため、ターゲットの業種を絞り込み、新規アポに特化したトークスクリプトを明日までに作成して試します。
解説:
逆に目標を達成できなかった場合は、「何が良くなかったのか。どうすればよくなるのか」を考えましょう。次回に活かせる具体的な改善策を書くと効果的です。改善提案を含む所感の例文
毎週の進捗確認ミーティングについて、事前に各チームの状況をコミュニケーションツールで共有できる仕組みがあると、当日の理解がスムーズになると感じました。全員が進捗を把握した上で参加できるため、より活発な議論になるのではないかと考えます。ご検討いただけますと幸いです。
研修報告書の所感
テーマ:効果的なコミュニケーション
今回の研修を通じて、相手の立場・感情を理解することの重要性を改めて認識しました。特に「伝える」より「伝わる」ことを意識する大切さが印象に残っています。日常業務では会話の目的を明確にしてから話し始める習慣をつけ、コミュニケーションの質を高めていきたいと思います。
出張報告書の所感
テーマ:新市場リサーチ(九州エリア)
現地を訪問することで、データでは見えなかった顧客ニーズと競合状況を直接確認できました。特に、既存サービスへの不満として「使い方サポートの不足」が多く挙げられており、これは当社の強みである充実したサポート体制を訴求できるポイントだと感じました。このリサーチをもとに、九州エリア向けの提案資料を作成したいと思います。
会議・ミーティング後の所感
テーマ:Q2営業戦略会議
今回の会議では各メンバーの課題感が共有され、チーム全体の認識が揃いました。一方、対策のアクションオーナーが明確でない点が気になりました。次回以降は各施策に担当者と期日を設定した上で会議を締めくくると、実行スピードが上がると思います。次回会議までに「アクション管理表」のテンプレートを作成して共有します。
スピーチ・プレゼン後の所感
テーマ:チームワークの重要性
今回のスピーチ準備を通じて、自分の主張を論理的にまとめる力が不足していると感じました。資料の構成に時間をかけた分、練習時間が足りず、本番では言葉に詰まる場面がありました。次回は構成を早めに固め、練習を3回以上行った上で臨みます。
まとめ
所感はあなたが普段どのような心持ちで仕事に臨んでいるか上司にアピールする絶好の場です。成長の可能性をアピールし、さまざまな活躍の舞台を掴みましょう。あなたの可能性を広げるのは自身の心構え次第。この記事が参考になると幸いです。

日報アプリ「gamba!(ガンバ)」を提供しています。チームの結束力を高め、より良い成果を出すための環境を提供することで、多くの企業の変革を支援しています。10年以上のサービス提供、サポートの実績を誇ります。社内コミュニケーションや日報に関してはお任せください。編集ポリシー


