上司が身につけたい！部下の「考え方・心・環境」を変化させる褒め方とは

部下を褒めることは、自分を褒めることにもつながります。

褒める上司の耳にもその言葉が入ってくることで、脳が「自分に対して言われた言葉」と勘違いするため、自分の気持ちもよくなるのです。ここでは、積極的に取り入れたい褒め方を紹介します。

部下を変化させる褒め方①直接的な褒めと間接的な褒め

こちらの方法は、褒めるのが照れくさいと思っている人にオススメしたい方法です。例えば「そのネクタイ、とってもお洒落だね！」と直球に相手に伝えるのは照れくさくても、「そのネクタイ、どこで買ったの？」と言えば、間接的におしゃれだと褒めていることになります。

さらに、「○○さんみたいになりたくて……」「○○さんっておしゃれだよね」などと直接的な表現を付け加えられると、なお気持ちが伝わり、よい効果をもたらすでしょう。

シーンによっては、「直接的な褒めだけだといやらしいかな？」と思う場面もあるかと思いますが、そういった場合では、このように直接的な褒め方と、間接的な褒め方の両方を組み合わせると、より自然に思いが伝わるようになります。

直接的な言い回しと、間接的な言い回しを上手に使いわけ、相手がよりすんなりと褒められたことを受け入れやすい表現を意識していくことで、自然とほめ上手になっていくことでしょう。

以下の記事も参考になります。
部下のマネジメントで陥りやすいミスと絶対に押さえたい５つの考え方｜『仕事・人生・自分』を変える学びのメディア Life and Mind+

部下を変化させる褒め方②人を観察する習慣をつけると、小さな変化に気づく

これは、相手を褒めようと思っても、いざ相手を目の前にすると、どこを褒めていいかわからないという人にオススメしたい方法です。普段から、何気なくで結構なので、周りの人を観察する習慣をつけるようにしておきましょう。

「暗めの色が好きみたいだな。黒のカットソーが多いや」「○○さんは、女の子らしい服装をいつもしているなあ」などといった程度でも結構です。褒め上手と言われる人は、人を観察するのが上手で、小さな変化にも気づくことができる人です。

例えば、女性に対して直接的に「きれいだね」と言わなくても、「髪切ったんだね」「口紅の色、変えた？」と伝えると、特に女性の場合は、その気づいてもらったということで承認欲求が満たされ、「早速気づいてくれたんだ」ととても嬉しくなります。

女性の髪形やファッションの変化は、ベテランの男性上司群からすると、正直言ってあまり気づけないものですが、「観察しよう」と意識するだけでも、変化に気づく確率が上がるので、意識してみてください。

部下を変化させる褒め方③感謝の気持ちを伝える

「いつも助かっているよ」「遅くまでおつかれ、ありがとう」「いつもありがたいと思っているよ、たまにはゆっくり休めよ」という具合で感謝の言葉を伝えてみましょう。いつもの頑張りにねぎらいの言葉をかけ、いつもの頑張りを褒めているということになるため、効果的な褒め方といえます。

何かしてもらったその時に一言、感謝の気持ちを伝えるだけで、相手の表情や場の雰囲気は変化します。また、人への感謝を忘れずに過ごし、それに対して相手を褒めることで自分の心に余裕が生まれ、穏やかになるという効果もあります。言葉は考え方や心、環境にも変化を与えるのです。

相手を褒めるということは、相手のためだけではない

部下や一緒に働く人をできるだけ褒めるように努力してみましょう。褒めるといっても、いい方は様々で、直接的ないい方だけでなく紹介した間接的ないい方も交えながら、実践してみてください。

相手を褒めることによって、自分の気持ちも満たされるようになり、ひいては自分自身の心のゆとりや成長につながっていくことになるのです。部下の信頼を得続け、リーダーシップを発揮し続けるためには、部下の日報を日々よく読み、業務の中でPDCAサイクルを回す支援をし続けることが大切です。

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監修：株式会社gamba

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