「相談しにくい」環境から「相談しやすい」環境へ

フィットネスクラブの日常は、トレーニングの成果だけでなく、スタッフと会員の繋がりやチームの協力を育む場でもあります。介護施設とAIを使った女性専用のフィットネスクラブを運営しているギフトリレーションズ株式会社では、日報アプリ「gamba!」を利用して、これらの側面をさらに強化。本記事では、同社が「gamba!」をどのように取り入れ、日々の業務にどのような変化をもたらしているのかを、具体的な例と共に紹介します。

今回は、株式会社ギフトリレーションズの代表取締役の森様にgamba!のそれぞれの用途での活用方法と具体的なテンプレートについてついて伺いました。

本事例のポイント
・gamba!を利用して、離れた店舗間で相談しやすい環境を構築
・日報テンプレートの中に「相談したいこと」を記載
・日報の習慣化とコメントをお互いしあう文化を作る

【お話を伺った方】

株式会社ギフトリレーションズ
代表取締役 森 真貴子 様

※本記事は当社主催のイベント「日報アワード」実施時のインタビューをもとに作成しました。

日報アプリgamba!はどのように活用しておりますか？

森様：
弊社では京都と大阪にフィットネスクラブを2店舗運営しており、5人のトレーナーがそれぞれの店舗でgamba!を活用しております。

日々の業務報告と顧客管理を組み合わせて情報を１箇所に集約しています。これにより、スタッフ個々の業務の振り返りや、会員様のご要望・悩みを蓄積し、共有する体制を整えました。この取り組みにより、遠隔地にある店舗間でのスムーズな情報共有が可能となり、スタッフと会員様のコミュニケーションの質が向上しています。

gamba!を導入したきっかけを教えて下さい

日報アプリgamba!を導入するきっかけは3つありました。

１つ目はスタッフ間のコミュニケーションの課題を解決するためです。あるメンバーが退職する際に「相談がしにくかった」と言っていたことが、私にとって大きなショックであり、改善の必要性を感じた瞬間でした。

２つ目に、スタッフが仕事を通じて自分の成長を実感してもらうためです。日報はそのための有効なツールで、過去の日報を振り返ることで、自己の成長を具体的に見ることができます。

３つ目にお客様の細かな情報や日々の変化を記録し、共有することで、会員様に対する理解と安心感を提供したいと思っています。それらの情報を適切に管理し、会員様一人ひとりに寄り添うサービスを提供するために「gamba!」が最適だと判断しました。

新たに日報を始めるとのことで社内から反発などはありませんでしたか？

元々日報を行なっていなかったので、初めは変化に対するネガティブな反応が大きかったです。そのために、日報を通じて情報が蓄積されることと、共有できるようになることの重要性やメリットを説明してからスタートをしました。

実際に日報を始めてみると、アプリに慣れるのが早く、2週間程度で日報作成を習慣として受け入れてくれました。結果的にスタッフだけでなく、会員様一人ひとりにとってもプラスに働いており、業務の見える化と効率化に繋がっていると感じています。

日報のテンプレート作成の際に気をつけた点などあれば教えて下さい

先ほどgamba!を導入したきっかけとして伝えたことでもあるのですが、以前のスタッフが物理的距離や経験の浅さから相談をためらってしまうという問題がありました。そこで、日報テンプレートには「相談したいこと」のセクションを設け、小さなことでも気軽に相談できる環境を整えました。

また私たちは毎日の業務が単なる繰り返しにならないよう、「嬉しかったこと」や「新しい気づき」など、個人の成長やポジティブな出来事を記録する部分もテンプレートに含めました。これにより、スタッフは日々の小さな成功や進歩を認識できるよう形を作れればと思っております。

実際にギフトリレーションズ様で利用されているテンプレートはこちら

gamba!を利用する際に大切にしていることなどあれば教えて下さい

スタッフ全員が日報を書くことが重要だと思っています。私たちにとって大切なのは、日報をただ出すだけではなく、そこに対するコメントやフィードバックを通じて、翌日の行動や改善点を具体的に考えることです。

過去の経験から、日報へのコメントが仕事の質を高める上で欠かせないと考えており、私自身も、返信やフィードバックを積極的に行うことを心掛けています。日報の利用が習慣化する中で、メンバー同士がお互いにコメントし合う文化も育ってきました。

gamba!導入の効果について

毎日の業務が目に見えて変わるわけではないかもしれませんが、このgamba!によって、スタッフは日々の成長、嬉しい出来事、そして困った時の相談内容を鮮明に記録し、振り返ることができるようになりました。

スタッフからは「gamba!なしでは仕事ができない」という声も上がり、業務の途中での気づきや成果をリアルタイムで記録する習慣が根付きました。最初は手探りで始めたこの取り組みをやっていて良かったなと思っています！