成長実感がカギ!部下育成に欠かせない効果的なアドバイスとは
部下への指導の際、アドバイスの仕方一つで部下の成長の度合いが大きく変わります。それだけアドバイスの伝え方は大変重要です。
行き当たりばったりにアドバイスするだけでは部下の成長は望めません。では、部下への指導に効果的なアドバイスの方法とはいったいどのようなものなのでしょうか?
目次
部下育成に欠かせない効果的なアドバイス① 3ホメ・1アドバイス
部下にアドバイスする際、そのアドバイスが聞き入れてもらえなければ意味がありません。アドバイスを聞き入れてもらう方法の一つに、「褒め言葉とともにアドバイスを伝える」という方法があります。
私が以前会社で部下の指導に当たったとき、なかなかアドバイスを受け入れてもらえないことがありました。そんな時、「あなたのこういうところはとってもいいね。」と褒め言葉を伝えた後に、「でもこうすればもっとよくなるよ。」とアドバイスを伝えるようにしたところ、聞き入れてもらえることが格段に増えました。
最初に褒めることで、部下のモチベーションは上がります。「自分は出来ている」という自信にもつながります。その状態でアドバイスを伝えることで、部下はそのアドバイスを「自分が今よりも向上するためには必要なことなんだ」と前向きにとらえることができるのです。
褒め言葉とアドバイスの数は、3:1が最も効果的です。部下にアドバイスをしたいときは、3つ褒めた後に一つアドバイスをするという順序を心がけてみてください。
部下育成に欠かせない効果的なアドバイス② 「こうすれば良くなる」
誰しも自分のやり方に水を差されるということは、あまり気分のよいものではありません。そのためアドバイスの仕方によっては、部下のやる気を奪うことにもなりかねません。部下のやる気を奪わないようにアドバイスをするには、「否定的な言い方をしない」ことが大切。
私は自分の子どもに何かアドバイスをするときに、つい「そのやり方じゃダメだよ」と言ってしまうことがあります。しかしこれでは子どもの反発心を仰ぐばかりで、アドバイスが受け入れられることはありません。そこで「こうすればもっと良くなるんじゃない?」という言い方に変えてみました。すると、素直に聞き入れてくれることが増えたのです。
部下の指導においても同じ。むしろ大人のほうが自尊心が強い分この傾向が強いといえます。部下は上司に「そうじゃない」と否定されることで、叱責されたと感じてしまいます。すると、アドバイスを受け入れにくくなってしまい、モチベーションもそがれてしまいます。部下のやり方を否定せず、「こうすればもっと 良くなるよ。」と伝えることで、自尊心が傷つけられることがなく、アドバイスを前向きにとらえることができるのです。
部下育成に欠かせない効果的なアドバイス③ 「◯◯さんから聞いたんだけど」
アドバイスが受け入れられない理由の一つに、「押しつけがましい」というものがあります。どんなに良いアドバイスだったとしても、部下にとっては「余計な口出し」と映ることも。押しつけがましさを減らすには、「第三者の言葉を借りて自分のアドバイスを伝える」という方法があります。
私が以前教育の仕事に携わっていた時、チームで障がいを持っている子の指導をすることになりました。チームのメンバーは保育の現場で経験を重ねてきた方ばかり。しかし障がい児の専門家は私だけ。
そのため障がい児に関する知識は私がアドバイスをしなければなりません。しかし、普通に伝えるだけではなかなか聞き入れてもらえませんでした。そこで、「○○の本に△△と書いてあったのですが、取り入れてみませんか?」と提案することに。すると、聞き入れてもらえることが増えていきました。
どんなにいいアドバイスでも、「押しつけがましい」と思われると効果がないどころか反発されることもあります。しかし第三者の言葉を借りることで、押しつけがましさが減り、相手を共感させることができるのです。「社長が言ってたんだけど」や「テレビで見たんだけど」などの枕詞を効果的に使い、アドバイスを伝えてみてください。
アドバイスは効果的に伝えることで部下の成長が促される
どんなにいいアドバイスだったとしても、部下に響いていなければ「やらされた」感や「押し付けられた」感だけが残ってしまい、マイナスの結果になってしまうことも。部下の心に響くようにアドバイスを伝えることで、アドバイスが効果的に働き部下の目標達成につなげることができるのです。
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