働き方改革「配偶者控除」改正で家計はどう変わる?

最終更新日:2022年7月15日

2018年1月より、控除を最大に受けることができる妻の年収は、「150万円以下」に引き上げられることをご存知でしょうか。「103万円超~141万円未満」で段階的に適用されていた控除も、「103万円超~201万円以下」へと対象範囲が大きく拡大されます。

この配偶者控除の改正は、企業で働く女性の人材を増やし就労促進を促す、大きな効果が期待されています。これまで以上に女性が働くことにより、人材不足を解消したいという考えがあります。

配偶者控除の改正で暮らしは一体どう変わっていくのでしょうか?人材不足解消のチャンスとなる配偶者控除の改正を紹介します。

配偶者控除の画像

配偶者控除改正① 配偶者特別控除の適用要件緩和で150万円まで働けるように

今回の配偶者控除改正のポイントは、まず、配偶者特別控除の適用要件が緩和されることです。控除を最大に受けるには、扶養される妻の年収は、これまで「105万円未満」だったのが、今後は「150万円以下」まで可能となります。

また、控除が段階的に適用される、配偶者の適用要件も緩和されました。妻の年収「103万円超~141万円未満」であったのが、「103万円超~201万円以下」まで広がります。

これまでは収入を配偶者控除の適用内に収めるため、年末になると、パートを減らしたり、仕事を休んだりするという女性が多く、人材不足の原因となっていました。こうした年末の人材不足に悩んでいたサービス業も一安心と言えます。

改正のもう一つのポイントとして、配偶者控除が適用される夫に年収制限が付くということがあります。夫の年収が「1120万円を超える」と控除額が次第に減り、年収「1220万円を超える」とゼロになります。

従来は配偶者特別控除にのみ年収制限が付いていたが、今後はたとえ妻に収入がなくても、高額納税者である夫は配偶者控除を適用されなくなるのです。つまり夫の年収が1220万円超か、妻の年収が201万円超なら、控除は全く受けられない、ということになります。

配偶者特別控除適用要件緩和の画像

配偶者控除改正② 夫の収入1300万で妻が専業主婦の世帯は増税に

例えば夫の収入が1300万で妻が専業主婦の場合、今回の改正で、夫は年収上限を超えて配偶者控除を適用されないため、所得税・住民税で年12万0400円の増税になります。

配偶者控除の38万円を受けられず、課税所得として加わるので、23%分の所得税がかかるからです。さらに、住民税の配偶者控除33万円もなくなって、10%が課税されてしまうことになります。

これまでは夫が高収入の女性は「働かなくても夫の収入で食べていける」と専業主婦をして家庭に眠っていた優秀な人材が多くあります。しかし、今回の増税で「私も働きたい」という女性が増えるのではないかと考えられています。

こうした意欲ある女性が人材不足の解消として活躍することが期待されています。配偶者控除の改正は、専業主婦の労働意欲を喚起させて人材不足の解消へとつなげる狙いがあります。

専業主婦の世帯は増税の画像

配偶者控除改正③ 夫の収入300万パート妻150万の世帯の場合は減税に

夫の収入が300万、パート勤務の妻が150万の世帯の場合、今回の改正によって、夫は配偶者特別控除を受けることができるようになります。所得税・住民税で年5万2000円の減税に。

所得税の配偶者特別控除38万円(所得税率5%)と、住民税の配偶者特別控除33万円が適用されるからです。今や夫婦ともに非正規、低収入の家庭も増えています。そうした家庭には今回の配偶者控除の改正は朗報です。

また、女性に対して働きやすい配偶者控除の改正により、家庭に眠っていた女性を新たな人材として活用し、社会的な人材不足を解消するという狙いがあります。

深刻な人材不足を解消するために、今まで「働きたくても働けなかった」女性を活用しようという動きが加速しています。

減税の画像

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配偶者控除の改正について考えよう

人材の不足を解消するために、配偶者控除の見直しは女性にとって働きやすい環境づくりの1つであるといえます。配偶者控除の改正に備えて、各家庭でその影響を考え、働き方や家計のあり方をもう一度見直す機会を作ることをおすすめします。

働き方改革で1番大切なことは、PDCAサイクル(計画・実行・評価・改善)を習慣化すること。習慣化させるオススメの手法は「日報」です。日報は、一日の仕事の中から得た気づきや学びを振り返ることで、より仕事のレベルを高めるツールです。

日報共有アプリgamba!(ガンバ)には、日報のテンプレート機能やGoogleカレンダー連携機能など、日々の業務でPDCAサイクルを回し、目標達成を行うための機能が満載です。

全体

①行動を振り返り、修正できる

うまくいったことは、そのやり方を繰り返せば更に大きな成果が生まれます。日報でその日の仕事を振り返ることは、大きな意味があります。

書き方がバラバラだと、内容に個人差が出たり、報告すべき内容が漏れます。

gamba!にはフォーマットが用意されているので、何を書こうか悩んで日報作成に時間を費やしたり、報告漏れを防ぎます。

テンプレート

 

②情報の横展開ができる

メールだと1:1のやり取りになりがちです。日報は共有することに意味があります。

また、仕事がデキる社員の動きを学べば、全社員のスキルの底上げに繋がります。

上司のコメントから同僚のアドバイスまで共有できる

みんなからコメントがもらい、問題解決ができます。

また、いいところを褒めると、部下のモチベーションは上がります。

「褒める⇒モチベーションが上がる⇒さらに頑張る!」この繰り返しで、部下の行動量は増えるのです。

チームワークが良くなる

各事業部が今どんな取り組みをしているかはもちろん、誰がどんな事を考えていて、今どんな進捗状況なのかわかります。

そうすると、周囲も積極的にフォローができ、連携がよくなります。

 

③競争心に火がつく

日報と一緒に売上報告するだけで、達成率の推移をグラフ化できます。

メールの日報のように、メールとエクセルを両方開く必要はありません。

実績の見える化で競争心が刺激され、これまで以上に切磋琢磨する風土が醸成されます。

バーなし

 

④どこでも日報を書ける、読める、チャットもできる!

スマートフォンアプリがあるので、通勤途中に目を通したり、会社に戻らず直帰するとき、出先から日報を提出できて便利です。

さらに、LINEのようなチャット機能も搭載。LINEを業務利用すると、個人情報の流出の恐れなどセキュリティー面で危険が伴います。

仕事では、セキュリティー機能のある業務専用チャットを使うのがベター。

チャット

 

⑤Googleカレンダーからスケジュールを同期できる

日報を書くのは仕事終わり。疲れがピークに達し、早く書き終えて帰りたいもの。

そんななか、「今日何したんだっけ?」と思い出しながら書くのは時間がかかり、日報を面倒臭いと思わせる要因。

でもgamba!ならクリック一発でGoogleカレンダーの予定をコピー!複数の予定をカンタンに貼り付け、週報もラクラク作成できます。

カレンダー

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