日報はノートに書いた方が良い?書き方からメリット、注意点まで解説

最終更新日:2024年7月29日

あなたの会社では業務日誌を何で運用していますか?もしノートで運用している場合、その日誌、ちゃんと活用できているでしょうか。

いま、業務日誌をノートからアプリの運用に切り替える企業が増えています。なぜノートよりもアプリがいいのか、詳しく紹介していきます。

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日報をノートに記載するメリット

日報をノートに記載することには、いくつかの重要なメリットがあります。デジタル化が進む現代においても、アナログな方法には独自の利点があるのです。

手書きによる記憶の定着

手書きで日報を書くことで、その日の出来事や学びがより深く記憶に残ります。脳の活性化にも繋がり、情報の整理や思考の整理に役立ちます。

柔軟な記録が可能

ノートは自由度が高く、文字だけでなく図や絵を交えて記録することができます。思いついたアイデアをすぐにスケッチしたり、複雑な情報を図解したりすることが容易です。

電源不要で常に使用可能

停電時やバッテリー切れの心配がなく、いつでもどこでも記録することができます。災害時など、緊急時の記録にも適しています。

プライバシーの保護

デジタルデバイスと比べて、ハッキングやデータ漏洩のリスクが低く、機密性の高い情報を記録する際に安心です。

日報ノートの書き方【項目別】

効果的な日報ノートを作成するには、適切な項目を設定することが重要です。以下に、主要な項目とその書き方を紹介します。

日付

日付は必須項目です。例:「2024年7月25日」

業務内容

その日行った業務を簡潔に列挙します。時系列順に記載すると、一日の流れが把握しやすくなります。

成果と課題

達成した目標や成果、直面した問題点を記録します。これにより、進捗状況の把握や改善点の発見につながります。

明日の予定

翌日の予定や目標を書き出すことで、計画的に業務を進めることができます。

気づきや学び

業務を通じて得た気づきや学びを記録します。これは個人の成長に直結する重要な項目です。

健康状態

体調や気分を簡単にメモすることで、長期的な健康管理に役立ちます。

日報をノートで運用するデメリット

ノートによる日報作成には多くのメリットがありますが、同時にいくつかのデメリットも存在します。以下に主な問題点を挙げ、その影響について詳しく説明します。

①出先から提出できない

ノートに記載した日報は、オフィスに戻るまで提出することができません。これは、リアルタイムの情報共有や緊急の報告が必要な場合に大きな障害となります。例えば、営業担当者が重要な商談を終えた直後に報告したい場合や、現場で発生した問題を即座に共有したい場合などに不便さを感じることがあります。

②1:1の連絡になりがちで、横のコミュニケーションが生まれにくい

ノートによる日報は通常、上司や特定の担当者にのみ提出されるため、チーム全体での情報共有が難しくなります。これにより、部署間やチーム間のコミュニケーションが制限され、協力体制の構築や横断的な問題解決が阻害される可能性があります。また、他のメンバーの業務内容や進捗状況を把握しにくくなり、チーム全体の生産性低下につながる恐れもあります。

③提出状況がわかりにくい

ノートによる日報管理では、誰が提出済みで誰がまだ提出していないのかを一目で把握することが困難です。これは特に大規模な組織や複数の部署を管理する立場の人にとって大きな問題となります。提出状況の確認に時間がかかり、未提出者への督促も手間がかかるため、全体的な業務効率の低下を招く可能性があります。

ノートを読む画像

日報をノートに記載する際の注意点

ノートに日報を記載する際は、効果的な記録と活用のために以下の点に注意しましょう。

読みやすさを意識する

ノートに手書きで記入する場合、文字の大きさや間隔に気を配り、後で読み返しやすいように心がけましょう。特に重要な項目は下線を引くなど、視覚的にも分かりやすくすることが大切です。また、略語や記号を使用する場合は、一貫性を持たせ、必要に応じて凡例を作成するのも良いでしょう。

定期的な振り返りを行う

日報の真の価値は、単に記録することだけでなく、それを定期的に振り返り、分析することにあります。週末や月末など、定期的に過去の日報を読み返す時間を設けましょう。これにより、長期的な傾向や課題、成長の機会を発見することができます。また、振り返りの際に気づいた点を別途まとめておくと、より効果的です。

機密情報の取り扱いには注意

ノートは紛失のリスクがあるため、機密性の高い情報の取り扱いには十分注意が必要です。クライアント名や具体的な数字など、センシティブな情報は暗号化するか、別の安全な方法で管理することを検討しましょう。また、ノートを放置せず、安全な場所に保管することも重要です。

継続的な改善を心がける

日報の形式や内容は、固定化せずに定期的に見直しましょう。自分の業務スタイルや組織のニーズの変化に合わせて、より効果的な記録方法を模索し続けることが大切です。例えば、新しい項目を追加したり、不要になった項目を削除したりすることで、より実用的な日報に進化させることができます。

日報をアプリで運用するメリット

最新のテクノロジーを活用した日報アプリには、従来のノート方式にはない多くのメリットがあります。以下にその主な利点を詳しく解説します。

外出先で入力、移動中で読む

日報アプリを使用すれば、スマートフォンやタブレットから場所を問わず日報を入力することができます。外出先での商談直後や、移動中の電車内でも簡単に記録が可能です。また、上司や同僚も外出先からリアルタイムで日報を確認できるため、迅速な情報共有や意思決定が可能になります。これにより、業務の効率化と生産性の向上が期待できます。

日報アプリの画像

提出状況が一目でわかる

アプリを使用することで、誰が日報を提出済みで誰がまだ提出していないかを瞬時に把握することができます。管理者はダッシュボードなどの機能を通じて、チーム全体の提出状況を視覚的に確認できます。これにより、未提出者への迅速なフォローアップが可能となり、組織全体のコンプライアンス意識も高まります。また、提出率の推移などの統計データも容易に取得できるため、長期的な傾向分析も可能です。

日報提出状況

Googleカレンダー連携

多くの日報アプリはGoogleカレンダーをはじめとした各種カレンダーアプリとの連携機能を持っています。カレンダー上の予定を自動的に日報に反映させたり、逆に日報の内容をカレンダーに反映させたりすることが可能です。この機能により、予定管理と日報作成の二重作業を避け、業務効率を大幅に向上させることができます。また、過去の活動履歴を簡単に参照できるため、業績評価や振り返りにも役立ちます。

Googleカレンダー

行動を振り返り修正できる日報テンプレート

アプリでは、業種や職種に応じた最適な日報テンプレートを簡単に作成・カスタマイズすることができます。これにより、必要な情報を漏れなく記録し、効率的に日報を作成することが可能になります。また、テンプレートを使用することで、チーム内での情報の標準化が図れ、データの分析や比較が容易になります。さらに、テンプレートを定期的に見直し、改善することで、より効果的な日報作成と振り返りが可能になります。

日報テンプレート

リアルタイムなフィードバック

日報アプリでは、上司や同僚がリアルタイムで日報にコメントやフィードバックを行うことができます。これにより、従来のノート方式では難しかった即時的なコミュニケーションが可能になります。タイムリーなアドバイスや質問により、問題の早期発見や迅速な解決につながります。また、ポジティブなフィードバックをすぐに受け取ることで、モチベーションの向上にも寄与します。褒める画像_png

KPI(目標管理)機能

日報は毎日報告する特性上、日々の目標管理と非常に相性が良いです。
そこで日報アプリでは、KPI(重要業績評価指標)の設定と管理機能が搭載されていることが多いです。。個人やチームの目標を設定し、日々の活動がどのようにその目標達成に貢献しているかを可視化することができます。これにより、目標に向けての進捗状況を常に把握し、必要に応じて戦略の修正や資源の再配分を行うことが可能になります。また、達成度合いを数値化することで、客観的な業績評価にも活用できます。

KPI管理の画像

スピーディな情報共有

日報アプリを使用することで、組織内での情報共有が格段にスピーディになります。以下に、その具体的なメリットを詳しく説明します。

上司のコメントから同僚のアドバイスまで共有できる

アプリ上で日報を共有することで、上司からのフィードバックだけでなく、同僚からのアドバイスや意見も簡単に得ることができます。これにより、多角的な視点からの意見交換が可能となり、問題解決や新しいアイデアの創出につながります。また、部署を超えた知識の共有も促進され、組織全体の学習と成長に寄与します。

チームワークが良くなる

日報アプリを通じて、チームメンバー全員が互いの業務内容や進捗状況を把握できるようになります。これにより、重複作業の回避や効率的な業務分担が可能になります。また、他のメンバーの成功事例や課題を共有することで、チーム全体のスキルアップにつながります。さらに、メンバー間の相互理解が深まることで、より強固なチームワークの構築が期待できます。

情報共有が活性化され「気付き、考える文化」が育つ

日報アプリを活用することで、日々の業務から得られた気づきや学びを組織全体で共有することが容易になります。これにより、個人の経験が組織の知恵として蓄積され、「気づき、考える文化」が醸成されます。例えば、ある社員が顧客対応で得た新しい洞察を共有することで、他の社員も同様の状況で活用できるようになります。また、日報を通じて問題提起や改善提案を行うことが習慣化され、組織全体の問題解決能力と創造性が向上します。このような文化は、長期的には組織の競争力強化につながり、イノベーションを促進する重要な要素となります。

情報共有の画像

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まとめ

業務日誌の運用方法は、ノート方式からアプリ方式へ移行する企業が増えています。ノート方式は手書きによる記憶定着や柔軟な記録が可能ですが、リアルタイムの情報共有や提出状況の把握が難しい欠点があります。一方、アプリ方式は外出先での入力や即時フィードバック、KPI管理機能など、多くの利点があります。アプリ導入により、チームワークの向上や「気づき、考える文化」の醸成が期待できます。組織のニーズに合わせて適切な方法を選択し、業務効率と生産性の向上を図ることが重要です。

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