部下の仕事が遅いと「自分がやるから」と引き取ってしまうときの対処法
部下の仕事が遅いと、つい待てずに「自分でやるからいいよ」と依頼した仕事を再度引き取ってしまうこと、ありませんか?これは、仕事ができる上司にありがちな行動です。これではいつまでたっても部下は仕事ができるようにはなりませんし、あなたの仕事ばかりが増え、本来やるべき業務がおろそかになってしまうことも。
部下のためにもあなたのためにも、部下に仕事を任せることが必要です。では、どうすればイライラせずに部下に仕事を任せることができるのでしょうか?

目次
仕事が遅い部下の育成方法① 部下への仕事の依頼内容を見直す
部下の仕事がなかなか進まない原因の一つに、「仕事の内容が難しすぎる」ということが考えられます。仕事ができる方は、つい自分を基準に考えがちです。「これくらいなら簡単だろう」とあなたが感じる仕事でも、部下にはまだ難しいということも。
できない仕事を与えられ、挙句に「やっぱりいいわ」と取り上げられてしまっては部下はいい気持ちはしませんし、上司への信頼が揺らいでしまいます。しかも「最後までやり遂げられなかった」ことで仕事への自信を失い、モチベーションも下がってしまいます。部下に仕事を依頼するときは、その仕事の内容が現在の部下のレベルで対応できるかどうか、十分に吟味したうえで依頼するようにしましょう。
そして「これなら大丈夫!」と感じたら、部下を信じて任せることが大切です。もし部下の仕事がなかなか進まないときは、仕事を取り上げるのではなく、進捗状況を確認し、さりげなくフォローをするようにしましょう。

仕事が遅い部下の育成方法② 自分のやり方をお手本に見せて教える
自分の仕事になかなか自信が持てない部下の場合、簡単な仕事でも時間がかかってしまうことがあります。この場合は仕事を依頼する際にやり方を明確に提示することが大切です。特に効果的なのが、あなたが実際にお手本を示す方法です。
例えば、スポーツをするとき、「こうすれば上手になるよ」と口で説明されるより、目の前で実演しながら説明された方がわかりやすいですよね。仕事もこれと同様です。実際のやり方を見ることで、仕事への見通しが持ちやすくなりますし、イメージもわきやすくなります。
そうすると、仕事にスムーズに取り組めるようになります。1人で仕事をやり遂げることができると自信につながりさらに仕事がスムーズにできるようになります。

仕事が遅い部下の育成方法③ どこで部下がつまづいているかを確認する
部下の仕事がなかなか進まないときは、どこで部下がつまづいているのかを確認することが大切です。仕事が進まないからといって、その仕事の全てが「できない」わけではありません。仕事の行程の一部でつまづいているだけで、その原因さえ取り除いてしまえば1人でやり遂げられる可能性もあります。
つまづいている原因を探り、原因に合わせたフォローをしましょう。ただしあまり手を出しすぎるのも考え物です。わからないときに答えを教えてもらえると楽ですが、これでは部下の成長は望めません。
アドバイスは最小限にとどめ、部下が自分で答えを導き出せるようなフォローの仕方をしましょう。そうすることで仕事を終えた時の達成感が大きくなり、仕事への自信にもつながります。
あたたかい気持ちで部下を見守り成長を促そう
部下の仕事が遅い!とイライラしたときは、自分が新人のときのことを思い返してみてください。今は仕事ができるあなたも、新人の頃は今ほどは仕事ができず、失敗を繰り返していたはずです。それを見守り、フォローをしてくれた上司がいたからこそ今のあなたがいるのです。
昔の自分を思い出し、温かい気持ちで部下の仕事を見守り成長を促しましょう。部下の信頼を得続け、リーダーシップを発揮し続けるためには、部下の日報を日々よく読み、業務の中でPDCAサイクルを支援し続けることが大切です。
日報アプリ「gamba!(ガンバ)」には、PDCAが回しやすいテンプレートが標準で設定されているだけではなく、部門や、役職に応じた複数のテンプレート設定がカンタンにできるなど、日報でPDCAを習慣化させるための機能や上司のための支援機能が満載です。
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