怒ると叱るは違う!デキる上司の叱り方とは?
部下に人気のある上司が理想とされているせいか、部下を叱ることができない上司が増えているという話を聞きます。上司は「チームの成績」や「部下の成長」に責任ある立場にあります。意思決定をする権限を持ち、チームの成績や部下の成長に「責任のない立場の人間」には、「その意思決定を評価する」という資格はありません。
それにもかかわらず、意味のない「部下からの評判が下がること」や「嫌われること」を恐れて、時には必要である部下を「叱る」ことができなくなっている上司が増える傾向に。デキる上司が実践する、「怒る」と違った「叱り方」ついて解説します。
目次
デキる上司の叱り方①いま嫌われてでも未来を見据えて叱る
昨今は、部下から人気を獲得できる上司こそ良い上司とされる傾向があります。しかし、上司は部下よりも遠い未来を見なければならない責任を負っていることも事実。だからこそ、「今」部下からの評判が下がることや、人気が獲得できなくなることではなく、やるべきことをやるということが大切です。
未来のためにこれが正しい、部下にとって必要だと思うのであれば、時には心を鬼にして叱らなければならないシーンも。その時々のはやりの上司像に合わせて自分の指導の信念や働き方の信念をブレさせてしまっては、どんなに仕事ができる上司でも下はついてきません。
どんなに人気のある上司の真似をしても、それでは人気を獲得することはできません。いつの時代も、上司という立場の人間は、相手とのかかわり方を考えながら、大切な時にはメリハリをつけて叱る必要があるのです。
デキる上司の叱り方②やってはいけない「ルール」を明確にする
叱るための「ルール」を設定するというのも、上司の大切な役割です。ルールがある状態で叱るのは、ルール違反を指摘するだけなので、労力を割かなくて済む上に、部下にとっても叱られることに対して納得が高まります。
例えば、赤信号を渡っている人に対して、警察官がルール違反を指摘することは、躊躇するようなことではありません。つまり、双方の認識しているルールが合致しているのであれば、ただルール違反を指摘する行為をしているだけに過ぎず、叱る時の相手にどう思われるかということや、言うことを聞かせるためにマウントするような、相手を威嚇するような言動も必要なくなるわけです。
叱ることができていない管理者は、部下と業務上のルールの認識を一致させることが大事。これをあらかじめ決めておくことで、部下も働きやすくなり、上司としての立場からしても、叱り方に苦戦したり、無駄な悩みを抱える必要がなくなります。
デキる上司の叱り方③絶対やってはいけない「感情的に叱る」
部下を「叱る」上で一番やってはいけないことは、感情的になって「怒る」という行為。上司から指摘をうけたとき、「個人的な感情で自分のことを指摘しているんだな」と感じる部下が多いのではないでしょうか。
そうなると、今、上司が指摘している内容は、「個人的な見解」だと認識するようになってしまいそれは「叱る」行為ではなくなってしまいます。そもそも「怒る」というのは「個人の感情」の状態を示すものであり、「叱る」は「対象者に対しての行為」を示すものであり、まったく違うもの。
「叱る」と「怒る」の違いは、部下には必ず伝わる
日頃からコミュニケーションをとり、部下とルールをすり合わせする癖をつけておきましょう。その認識に齟齬がないことが、一番の理想。部下を叱る場合、ルールから逸脱していることに対する指摘であるというスタンスで行けば、「感情的に怒っている」ととらえられることはありません。
部下が素直に聞くことができるのは、組織や個人が成長するための「ルール」だと認識した時。部下を「叱る」ことから逃げてはいけないのです。部下の信頼を得続け、リーダーシップを発揮し続けるためには、部下の日報をよく読み、業務の中でPDCAサイクルを回す支援をし続けることが大切。
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