月報とは – 書き方のコツからテンプレートまで紹介

最終更新日:2024年3月22日
月報とは

「会社から月報を始めると急に言われたがどうすればいいか分からない…」
「月報をやっているがいまいち活用しきれていない…」
「月報のテンプレートがほしい!」

当記事では、日報アプリを10年以上運営してきたノウハウを元に「月報をこれから導入する方」や「月報導入をしているが効果が出ていない」という方に向けて作成しました。

記事の最後には、無料でダウンロードできる月報のテンプレートも作成しました。
ぜひご覧いただければと思います。

月報について一緒に学んでいきましょう!


月報を最大限活用したいなら専用の日報アプリで。日報アプリgamba!(ガンバ)


月報とは1月の目標に対する実績をまとめたもの

月報とは、1ヶ月間の目標に対しての自分自身の行動をまとめた報告書です。

これまでに達成したこと、新たに発生した課題、プロジェクトの進め方などの概要が記載されています。

通常、上司や管理者に進捗状況や問題解決について報告するために使用されます。

月報の意義は、個人成長と判断材料

月報を行う意義として、大きく下記2つがあります。

個人の成長

1ヶ月に行った業務を棚卸しして、今後より良く活動するためにはどうすればよいかを振り返る材料が月報です。
月報はPDCAサイクルに則って記載すると良いでしょう。
関連記事:PDCAを基本からわかりやすく解説!

企業の適切な判断材料

現場で何が起きたのかを管理者が正しく把握して、今後のアクションの判断に繋げる材料になるのが日報です。
管理を行うためにはどんな情報が必要かを明確にし、テンプレートの中に含めるようにしましょう。
関連記事:日報のメリットや書き方、業務での運用方法

どちらのメリットも、「個人」「企業」ともにとても大事なものになっております。特に、VUCA時代になり想定外のことが起こりやすくなったので適切な判断の材料にしていくメリットは増しています。

月報・週報・日報の違い

月報と似たもので、週報や日報などがあります。

基本的に、「上司への報告資料であり、振り返りの材料でもある」点は月報、日報、週報も変わりません。

振り返りの期間と、内容の具体性が大きな違いです。

月報、週報、日報の違いの図

日報

その日の業務の成果や改善点など、短期的な結果と改善点を記述します。

「今日の○○社との面談、提案の流れを改善できたな…」といったちょっとした気づきを書くことができる点も日報のメリットです。

こうした気づきを繰り返すことが、成功のヒントにつながることもあります。

※参考:日報とは?メリットや書き方、業務での運用方法

週報

週報は、日報より長い目線で書くことが一般的です。

どのように目標と現状の差分を埋めるか、どうやってより良くするのかを考えます。

「この1週間で○○をした。全体的なスピード感はもっと改善できる」といったように週単位で振り返りを行います。

※参考:【無料Excelテンプレート付き】デキる社員の週報の書き方

月報

月報は、週報よりも長期的な目線で報告を行うものです。

また、部長職の人が社長などの経営陣などに見せることが多い傾向にあります。

そのため、週報でまとめたものを要約して作成することも多いでしょう。

どれがいい悪いではなく、ウチだとどれが合うかという視点で考えていきましょう。

月報の書き方のポイント

月報は、日報や週報よりも幅広い方(経営者や社長など)に見られるため、誰にでも理解できて、かつ簡潔な文章を求められます。

そのために以下の観点を組み込むと良いでしょう。

目標の達成度合い

  • 現状の活動状況はどうなのか?目標はどのくらい達成できているのか?

改善点

目標が達成できていない場合は、「なぜ、達成できていないのか?」を深掘りして改善点を提示しましょう。

次回アクション

来月のタスクも記入することをお勧めします。タスクを入れることによって、次月の目標の達成度を測ることができます。

月報に入れると良い7つのポイント

月報に入れるべき7つのポイント

月報の内容に入れるべき内容について解説します。

1.部署名・名前・作成日

誰が書いたのかすぐに確認ができるように欠かせない内容です。書類の上部または下部に入れましょう

2.概要

月報全体の概要について記載をします。日報や週報と違い忙しい方が読んでいる方が多いので概要を読んだだけで全体が分かるようにしておくことが大事です。

3.今月やったこと

今月のタスクやプロジェクトでやったことなどを記載していきましょう。具体的に書くことによって、振り返りの促進をすることができます。ネガティブな内容など、隠したくなることもありますが結果的に誰のためにもならないため嘘を付かずに記載をしていきましょう。

4.今月の結果

出来たことに対する結果を記載していきましょう。

事前に目標を数値化をすることによって達成率が分かる様になります。

※参考:目標設定は簡単に数値化できる!目標を数値化する手順とメリット

5.課題と改善策

今月に発生した問題や課題をリストアップします。

課題をまとめることによって、来月の目標を立てる事ができます。

6.来月の予定

来月に予定されている自分のタスクをまとめます。
行動が分かりやすくなるように、具体的に記入をしていきましょう。

7.備考欄

文章では分かりづらい点に関しての補足として、図やグラフなどがあれば追加をしていきましょう。

この中でも特に大事なのが、「課題と改善策」です。改善策を書くことによって、来月以降のアクションの見える化をすることができます。

「月報」例文

部署名:営業部
名前:石井亮太郎
作成日:2月8日(水)

概要

今月の総括としては、先月よりも僅かながら売り上げが微増しておりました。理由としては、今月の新しい施策である「アメニティ」配布が大きいと考えております。来月も、引き続き「アメニティ」を配布しつつ、売上UPを目指します。

今月やったこと

  • 〇〇株式会社様訪問(契約予定人数1000名以上)
  • △株式会社訪問(契約予定人数10名程度)
  • アメニティ配布施策の実行
  • 営業部会議
  • お客様の声を聞く回in恵比寿

今月の結果

  • 訪問目標10人に対して、50%完了しました。
  • 〇〇株式会社様、1000名での契約が完了しました。
  • アメニティ配布施策により、先月より僅かながら売り上げの微増しました。
  • お客様の声を聞く回を実施したところ、30名以上の方が訪れていただきました。
  • 営業部の会議を実施。自身の持ち客の確認を実施。

課題と改善策

  • アメニティ配布に関して、売上貢献に結びつくことが分かったが次回以降のアメニティをどのようにするかを検討できていないこと。来月の頭に、MTGの議題として話し合いをしたいと思います。
  • △株式会社様失注。理由としては、求めている機能を満たしていないからと仰っておりました。ただ、こちら側の考えとすると機能的には満たしていたため説明不十分だったのかもしれないと思っております。次回以降は、説明箇所についての修正などをしていきます。

来月の予定

  • 営業部会議
    • 会議内で、アメニティ配布物に関する検討をする
  • △株式会社様の振り返りを行う
  • 訪問件数10件

備考欄

  • 競合の情報として、下記の記事がとても役立ったので共有しておきます。

新卒の月報は学び、自己紹介、フリースペース

新卒の方に月報を記入してもらう場合は、「1ヶ月に学んだこと」「自己紹介」「フリースペース」について記入してもらいましょう。

1ヶ月に学んだことを記入する

学びというのは、振り返りをすることによって定着がします。また月報を社員に共有している場合、学んだことを記入してもらうことによって他人の学びから学習をすることも可能です。

自己紹介

初めての月報を記入する際は、自己紹介欄を作成しておきましょう。自己紹介欄を作成することにより、他の新卒メンバーが日報を見るという習慣に繋がります。また、記入する側で、テンプレートに自己紹介の項目がない場合は「備考欄」などに書くのも良いでしょう。

フリースペース

フリースペース欄を作成して、個人的な趣味などを記入してもらいましょう。記入すると、「人となりが分かる」「月報が継続しやすくなる」というメリットがあります。

「新卒月報」例文

部署名:新卒
名前:田中 洋一郎
作成日:2023年2月8日(水)

今月やったこと

  • 社会人ビジネス講座研修
    • 名刺交換
    • 挨拶の練習
    • メール文作成
  • 自社の業務の理解
  • 朝のMT

今月の学び

  • 社会人の基礎となる部分を学ぶことができたこと。
    • 特に、名刺交換に関しては初めてのことだらけでしたので学びになりました。
  • 自社の商材について学ぶことができたこと
    • gamba!という商材が、どのようなお客様に支援されているかを理解することができました。実際に、お客様と接する際は根幹となるところをぶらさずにお伝えできればと思っております。

来月の予定

  • 社会人ビジネス講座研修
  • 業務の基礎講座
  • 合同新人飲み会

フリースペース

  • ビジネス書の自分のおすすめは、「7つの習慣」です。

自己紹介

gamba!大学から来ました田中洋一郎です。
普段は、読書がとても好きでよくビジネス書を読み漁っています!
皆さんのオススメの本などがあれば教えて下さい!
また人と話すのもとても好きで、よくスナックに行ったりして知らない人と話しています!
皆さん、これから宜しくお願いします!

月報を継続しやすくなるポイント5点

月報の運用に大事なポイントをご紹介します。

  • ポジティブフィードバックをする
  • 紙の月報ではなく、電子の日報を利用する
  • 目的に沿った月報のテンプレートを用意する
  • 箇条書きのテンプレートを用意する
  • 月報をまとめるために日報または週報の記入をする

詳しくは、「日報とは」の記事に記入しておりますのでご参照くださいませ。

月報の無料テンプレート

Excelで使用できる日報テンプレートを用意しました。ぜひご利用ください。

月報

ダウンロードはこちらから

まとめ

月報は、プロジェクトやタスクの進捗状況を総合的に把握するためのものです。形式や構成は様々ですが、客観的で正確、明確、かつ簡潔な報告書を作成することが重要です。この記事で紹介した構成に従うことで、読みやすく、消化しやすい効果的な月報を作成することができます。

また、月報を続けやすくするという観点で「フィードバックをする」「月報の電子化」をするというのをおすすめいたします。

月報にも利用する事ができる日報アプリ

月報を簡単に記入できて、継続したいものにしたい方には弊社の提供している日報アプリgamba!を導入することをおすすめいたします。

おすすめポイント① 無制限にテンプレートを作成できる

月報の記入のしやすさに大きく関わってくる点が、テンプレートです。

日報アプリgamba!では、テンプレートを無制限に作成することができるため個人に最適化された形で月報を作成することができます。

また、Googleカレンダー連携機能や簡単入力項目の機能を利用して「日付選択」「選択項目」など時間をかけずに記入できるテンプレートを作成することも可能です。

おすすめポイント② 簡単にフィードバックをすることができる

日報アプリgamba!は、SNSの考えをもとに作成されたツールためコメントなどが利用しやすい仕組みが整えられております。

  • いいね機能
  • コメント機能
  • スタンプ機能

上記の機能を利用して、簡単にフィードバックをして月報を継続することが可能です。

おすすめポイント③ 15日無料でお試しすることができる

メリットがあることは分かったが実際に触らないと分からない。そう思った方は、現在15日間無料で日報共有アプリgamba!をお試しすることができます。

また、初期設定に関しては弊社のコンサルタントが貴社向けに設定をさせていただくのですぐにお試しをすることが可能です。

興味がある方は、下記よりトライアルのお申し込みをお願いいたします。

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