Googleフォームで日報を作成する方法!作成の流れや具体例を解説

最終更新日:2025年1月28日

Googleフォームは、手軽にアンケートやフォームを作成できる便利なツールですが、実は日報の作成や管理にも活用できます。この記事では、Googleフォームを使って効率的に日報を作成・管理する方法や具体的な活用例を紹介します。

日報を活用することで、チーム内のコミュニケーションやプロジェクトの進捗管理が向上し、業務効率が大幅にアップすることでしょう。それでは、具体例を解説しながら、Googleフォームでの日報の活用方法を見ていきましょう。

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Googleフォームのメリット

Googleフォームは、無料で簡単にアンケートやフォームを作成できるツールです。シンプルなインターフェイスで、初心者でも手軽に使い始めることができます。

また、Googleフォームで収集したデータは、Googleスプレッドシートと連携して管理することができるため、データの管理や分析が容易になります。

Googleフォームのデメリット

Googleフォームで日報を活用する際には、いくつかのデメリットも考慮する必要があります。以下に主なデメリットを挙げます。

  1. 日報のカスタマイズ
    Googleフォームは簡単にフォームを作成できる反面、レイアウトやデザインのカスタマイズ性には限界があります。独自のデザインや機能を追加するのは難しいため、企業独自のニーズに応えられない場合があります。
  2. 過去の日報へのアクセス性
    Googleフォームで収集されたデータは、スプレッドシートで一元管理されますが、過去のデータへのアクセスや検索が煩雑になることがあります。特定の日報をすぐに見つけることが難しくなる場合もあるため、データ管理の工夫が必要です。
  3. 日報に対するフィードバック
    Googleフォームでの日報では、スプレッドシートでの管理のため日報へのフィードバックが難しくなります。コミュニケーション面に関しては、別ツールを利用するなどをお勧めします。

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日報の重要性

日報は、一日の仕事の進捗や成果、問題点などをまとめた報告書です。日報を作成することで、自分自身のタスク管理や進捗確認がしやすくなります。

また、日報を共有することで、チーム内の情報共有やコミュニケーションが向上します。

Googleフォームで日報を作成する方法

日報テンプレートの作成

Googleフォームにアクセスして、「ログイン」からログインします。
https://workspace.google.com/intl/ja/products/forms/


Googleフォームで日報のテンプレートを作成しましょう。以下の手順で作成できます。
・Googleフォームを開いて、「新しいフォーム」をクリックします。
・フォームのタイトルと説明文を入力します。
・質問を追加して、日報に必要な項目を設定します。

質問の設定・質問タイプの選択

日報に必要な質問タイプを設定する際に、質問タイプを選択することが重要です。例えば、日付を入力する項目には「日付」、自由に記述する項目には「記述式」や「段落」を選択しましょう。以下に設定の例を示します。

  1. 提出日時
  • 概要:日報の記入日を記録
  • 設定タイプ:「日付」または「日付と時刻」
  • 特徴:
    • 自動で現在の日時を入力可能
    • 過去の日付も選択できるため、遅れての提出にも対応
    • 必須項目として設定することを推奨
  1. 入力者名
  • 概要:報告者の氏名を記録
  • 設定タイプ:「テキスト(短文)」または「ドロップダウン」
  • 特徴:
    • ドロップダウンにすることで表記ゆれを防止
    • メールアドレスと連携させることで、自動入力も可能
    • 必須項目として設定することを推奨
  1. 業務内容
  • 概要:実施した業務の詳細を記録
  • 設定タイプ:「テキスト(長文)」
  • 特徴:
    • 複数行の入力が可能
    • 文字数制限を設定可能
    • 必須項目として設定することを推奨
  1. 業務時間
  • 概要:業務の開始時刻と終了時刻を記録
  • 設定タイプ:「時刻」または「テキスト(短文)」
  • 特徴:
    • 時刻形式を統一できる
    • 入力形式のバリデーションが可能
    • 必須項目として設定することを推奨
  1. 業務区分
  • 概要:実施した業務のカテゴリを分類
  • 設定タイプ:「チェックボックス」または「ドロップダウン」
  • 特徴:
    • 複数選択が必要な場合はチェックボックス
    • 単一選択の場合はドロップダウン
    • データ集計時の分析が容易になる
  1. 進捗状況
  • 概要:タスクの進捗度を記録
  • 設定タイプ:「リニアスケール」または「ドロップダウン」
  • 特徴:
    • 数値での進捗管理が可能
    • 選択肢を限定できる
    • データの可視化が容易
  1. 特記事項・課題
  • 概要:注意点や課題、次回への引き継ぎ事項を記録
  • 設定タイプ:「テキスト(長文)」
  • 特徴:
    • 自由記述形式
    • 必要に応じて任意項目として設定可能
    • 文字数制限の設定が可能
  1. 添付ファイル
  • 概要:関連資料や成果物を添付
  • 設定タイプ:「ファイルのアップロード」
  • 特徴:
    • ファイル容量制限の設定が可能
    • 受け付けるファイル形式の制限が可能
    • 任意項目として設定することを推奨

必須項目の設定・デザインの調整

日報で必ず回答してほしい質問には、右下の「必須」をオンにしておきましょう。これにより、回答者が必須項目を埋めずにフォームを送信することができなくなります。

デザインの変更方法

テーマの変更

  • 右上の「カラーパレット」アイコンをクリック
  • 以下の要素をカスタマイズ可能:
    1. ヘッダー画像の追加・変更
    2. テーマカラーの選択
    3. 背景色の選択
    4. フォントスタイルの選択
  • 「カスタム」を選択すると、より詳細な色の指定が可能

ヘッダーのカスタマイズ

  1. タイトルの編集
    • フォームタイトルをクリックして文言を変更
    • フォントサイズは自動で調整
  2. ヘッダー画像の設定
    • 「画像を追加」をクリック
    • 以下の方法で画像を追加可能:
      • アップロード
      • Googleフォトから選択
      • URLで指定
      • Googleドライブから選択
      • 画像を検索
    • 画像の配置とサイズを調整可能

セクション分けとレイアウト

  1. セクションの追加
    • 右側のツールバーから「セクションを追加」を選択
    • セクションごとに見出しと説明文を設定可能
  2. 質問の配置
    • ドラッグ&ドロップで質問の順序を変更
    • 「質問を複製」で同じ形式の質問を素早く追加
    • 「質問を移動」で別セクションへの移動が可能
  3. レイアウトオプション
    • 複数の質問を1行に配置可能
    • グリッド形式での質問配置
    • セクションごとのページ分け

Googleフォームの確認

Screenshot
  1. プレビューで確認
  • 右上の「目のマーク」をクリックして表示確認
  • スマホ表示も確認
  1. テスト入力
  • 実際に回答を入力してみる
  • 必須項目の動作確認
  • 送信後のデータを確認
  1. 共有設定
  • 実際に使用する人が開けるか確認

収集した日報の分析

  1. 基本的な確認方法
  • フォームの「回答」タブで、自動作成される集計グラフを確認できます
  • 回答者数や選択式の質問は、自動でグラフ化されています
  1. 詳細分析(スプレッドシート活用)
  • 「回答をスプレッドシートで表示」から、全データを表形式で確認
  • 簡単な集計例:
    • 日別の業務時間合計
    • 業務カテゴリごとの件数
    • チーム別の進捗状況
  1. グラフでの可視化
  • スプレッドシートの「グラフを挿入」機能で作成可能
  • おすすめの分析:
    • 業務内容の割合(円グラフ)
    • 時間の推移(折れ線グラフ)
    • 担当者別の業務量(棒グラフ)

特別な技術は必要なく、基本的な操作で業務の可視化と分析が可能です。

具体的な日報の作成例

営業日報

営業日報は、営業担当者がその日の訪問先や成約状況、顧客からの要望などをまとめたものです。Googleフォームで営業日報を作成することで、営業チーム全体の情報共有が効率的に行えます。

下記が、営業日報を作成する一例となります。

  1. Googleフォームを開き、「新しいフォーム」をクリックします。
  2. フォームのタイトルに「営業日報」と入力し、説明文に「営業活動の進捗状況や成果、顧客からの要望などをまとめる日報」と記載します。

次に、営業日報に必要な質問項目を追加しましょう。

  1. 氏名(記述式) – 営業担当者の氏名を入力します。必須項目に設定。
  2. 日付(日付) – 日報の作成日を入力します。必須項目に設定。
  3. 訪問先企業名(段落) – その日に訪問した企業名を入力します。必須項目に設定。
  4. 訪問先担当者名(段落) – 訪問先の担当者名を入力します。必須項目に設定。
  5. 訪問内容(段落) – 訪問の目的や内容を詳細に記載します。必須項目に設定。
  6. 顧客からの要望・問題点(段落) – 顧客からの要望や問題点を記載します。
  7. 備考(段落) – その他の情報や報告事項があれば記載します。

まとめ

Googleフォームを活用して日報を作成することで、効率的な情報共有やタスク管理が可能になります。日報のテンプレート作成や回答データの管理方法をマスターし、チーム内のコミュニケーションやプロジェクト進捗を向上させましょう。

また、フィードバックなどコミュニケーションとして日報を活用したい場合は日報アプリをお勧めします。日報専用アプリのため、テンプレートが無制限に作れたり管理が圧倒的にしやすくなります。

興味がある方は、下記記事を参照してみて下さい。

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