やる気のない新入社員を奮い立たせる3つの方法

最終更新日:2022年11月21日

「今年の新人は使えない…」
「やる気が感じられない…」

やる気のない新入社員にお困りではありませんか?

「どうしたらやる気を引き出せるのかわからない…」と悩む方のために、
やる気のない新入社員を奮い立たせる3つのポイントを紹介します。

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入社3カ月目は「やる気」が落ちやすい

新入社員が陥りやすい”リアリティ・ショック”とは

働き始めたものの、理想と現実のギャップに悩んでしまう…これをリアリティ・ショックと言います。入社前に抱いていたイメージと、入社後の職場のギャップから衝撃を受け、不安や失望感を抱いてやる気を失ってしまうのです。

パーソル総合研究所が全国の18歳から30歳の若者を対象に行なったアンケート調査によると、新入社員の約8割がイメージとは違う現実にショックを受ける、という結果も。

仕事内容や配属についての不満が多い

日本の企業では、新入社員は希望の部署や業務に就くことができないことも、リアリティ・ショックに陥る一因とされています。

時には早期退職理由に繋がることもあるので、これは会社にとってもかなり深刻な問題です。

やる気のない社員の特徴

やる気が出ない新入社員の本音を探っていきましょう。

①ルーティンワークがつまらない

向上心がある新入社員ほど、ルーティワークは変わり映えがなく、つまらなく感じる傾向があります。そういった新入社員には、少し仕事の難易度を上げて、学ぶ楽しさを与えるようにしましょう。

②高圧的な上司にうんざりする

組織がトップダウン型すぎると、上の命令に黙って従うだけになってしまい、自発性を奪われてやる気がなくなってしまいます。現場でパワハラのようなことが起きていないか注意しましょう。

リアクションがないから孤独

承認欲求の強いイマドキの新入社員は、褒めたり関心を向けてくれる人がいないと孤独に陥ります。誰からも認められていない気持ちになり、やる気がなくなってしまうのです。新入社員の動きや頑張りをみんなで共有できる環境か、いま一度確認しましょう。

やる気のない新入社員を奮い立たせる具体策

①成功体験を積む

打たれ弱いイマドキの新入社員

従来は「失敗から学ばせる」という考え方が主流でしたが、イマドキの新入社員は、一度失敗すると長く引きずってしまい、その結果、職場が居心地の悪い空間になり、別の場所を求めて辞めてしまう、という選択をしがちです。

イマドキの新入社員は、学校性格やアルバイトにおいて、厳しい上下関係は以前より少なくなってきました。そのため、叱られることを単に「怒られている」と感じてしまう新入社員も少なくありません。自分の成長のために言ってくれた言葉だと理解できず、プレッシャーに感じてしまい、すぐに心が折れてしまいます。

 

具体策

まずは、成功のための足がかかりを作ってあげましょう。たとえば営業であれば、先輩の前でロールプレイングを積んだり、顧客から商品の発注をもらうプロセスを経験させるために、先輩が具体的な案を出してあげます。サポートのもとで成功体験を積ませて、そのあと自分で考える裁量を増やしていくのです。

成功体験は、自信を持つ体験のこと。やる気が高まり、自信を持って次のチャレンジに進むことができます。

1on1やメンター制度を導入する

肯定的なフィードバックを心がける

新入社員が何か仕事を一つやり遂げたときは、肯定的なフィードバックを心がけるようにしましょう。ちょっと不十分なところがあったとしても、「どうしてこんなことになるんだ!」という否定するのではなく、「こうしてくれたらありがたい」といった言い方が大切です。

人は褒められたり、励まされたりすると、自己効力感が高まります。日々、新入社員のことを観察し、「君なら、きっとできるはず」とポジティブフィードバックを行うことで、気持ちが伝わります。

仕事の指導に終始すると、上司からの一方的な指示になりがちです。これでは新入社員のやる気はしぼんでしまいます。同じ仕事の話をするにしても、「きみはどう思う?」と相手の意見を引き出したり、仕事とは関係のない話題をふったりするなど、新入社員がフランクに話ができるよう配慮することが大切です。

そうすることで、新入社員は上司に対し親近感を持ち、意見も言いやすくなります。新入社員からも意見を出すことができ、上司もその意見に耳を傾けるといった関係づくりをすることで、新入社員のやる気がアップします。

 

具体策

定期的に1対1のミーティングを開き、振り返りやアドバイスを行っていきましょう。不明点やできないことを随時洗い出し、早めに解決することが大切です。また、手厚くサポートするメンターをつけましょう。悩みを話しやすかったり、立場が近い人の成功体験や失敗体験を聞くことで励まされ、やる気が出ます。新入社員を孤独にしないことが大切です。

 

話しかけやすい雰囲気を作る画像

 

段階的な育成キャリアプランを作成する

自分が何の役に立っているかを理解させる

新入社員の多くが、入社当初はやる気に満ち溢れています。そのやる気が奪われる理由の多くは、仕事をする意味を見失うこと。最初は地味で簡単な仕事の繰り返しのことが多いため、やる気が大きければ大きいほど、「こんな仕事をするためにこの会社に入社したわけではない」と考えてしまうのです。

そのため、一つひとつの仕事に対して、「誰のためなのか」「何のためにしているのか」を積極的に伝えましょう。会社の大きな流れの中で、自分の仕事はどこにあり、なんのためにやっているのか、使命を理解することによって、新入社員は仕事に価値を見出し、頑張れるようになります。

 

具体策

一人ひとりに目標や育成プランを立てましょう。いま自分が取り組んでいる仕事の意味や目的が明確になることで、やる気を奮い立たせることができます。また、社員の進捗を確認し、無事ゴール到達できるように随時的確なリアクションや指示出しを行っていきましょう。上司からのアドバイスがあれば、社員のモチベーションはグンと上がります。

まとめ

新入社員は多くの不安を抱えています。やる気がないように見えるのは、不安が大きくどのように振る舞えばよいのかわからないだけかもしれません。しかし、新入社員にとって上司は恐れ多い存在。ただでさえ話しかけるのを躊躇してしまうのに、いつも忙しそうな姿をみると、なおさら話しかけにくくなってしまいます。

少しの時間で構いません。自分から新入社員に声をかけるよう心がけてください。そうすることで信頼関係を築き、新入社員から相談がしやすくなります。「やる気」は何もしなくても勝手に出てくるというものではありません。必ず何らかのきっかけが必要です。

コロナ時代の新人教育には日報がおすすめ

新人との関係構築は、一朝一夕にできるものではありません。
辛抱強くコミュニケーションをする必要があります。

一昔前ならば、飲みに行ってプライベートの相談などをしながら関係構築をしたもの。しかし最近はコロナの影響で接触の機会ははばかられる事が推奨され、さらにいわゆる「飲み文化」は敬遠される若者に傾向にあります。

そこでオススメなのが、日報を活用したコミュニケーションです。

仕事内容や気づいた点を日報として報告してもらい、さらに、そこに上司がコメントをつけていく形にすると、自然なコミュニケーションをとっていくことができます。業務報告にコミュニケーションをのせる仕組みです。

最初から新人のマインドを捉えようとすると、めんどくさいと思われてしまいかねません。しかし、業務の報告という文脈の上にコミュニケーションを載せることができれば、自然と情報のやり取りを産むことができるのです。

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